どうも、RYORYO(りょうりょう)です!
長々と書き続けてきました、俺が男性として生きる決断をした恋愛話もとうとう完結です。
男として生きる道がある事を知った俺が、この後どう生きていくのか?
一途に愛し続けた彼女との恋愛の衝撃の結末とは?
さぁ、最終章スタートです!
前回までのお話はコチラ↓↓↓
男として生きる、第1段階の変化!
テレビと本で「おなべ」という存在を知った俺は、自分が本来あるべき姿だと強く希望を抱くようになりました。
当時23歳の俺はまだ膝の治療中でしたが、ちょうど愛知県に住む叔母から出版社を立ち上げたから来ないかと誘われ、愛知県へと移住する事にしました。
親や友達の居ない土地なら、俺自身が変われるかもしれないと思ったからです。
まず、髪の毛を何十年ぶりかにショートカットにし化粧をやめました。
女物の下着をやめトランクスに変更(初めはスースーして変な感じでした)
男として生きる、第1段の変化です。
出版社で編集作業を行い、空いている時間で叔母の鉄工所の手伝いでトラックに乗って配送も行いました。
取引先の会社の方から「兄ちゃん」と呼ばれるのがすごく嬉しかったのを覚えています。
ただ、変わっていく俺を見て彼女は、
「RYORYOが変わっていくのが、なんか怖い。」
と言ってましたが、俺が男として見らるようになれば堂々と手を繋いでデートも出来ると思い、俺は自分の為、彼女の為にもっと男らしくなりたいと張り切っていたのです。
6度目の破局!それが俺の運命を大きく変えた!
俺と彼女が付き合って、何度も別れ→復縁を繰り返してきましたが、気づけば6年の月日が流れていました。
毎年の如く6月に別れていましたが、今年こそは大丈夫と2人で言い合っていた矢先、またもや彼女は他の男性とデートへ行き、その場で告白されOKしたとの事で、6月の彼女の誕生日前に6度目の破局。
俺達ももう24歳となり、結婚適齢期と言われる歳になっていました。
俺の直感からか「本当にこれで終わり」と感じ、彼とはそのまま結婚するのではないかと思ったのです。
それでも好きな気持ちは何一つ変わりません。
「もしこの先何かあってお前が1人になった時、俺は今よりずっと男になってお前を待ってる」
と、彼女へ伝えました。
そして、この6度目の破局で踏ん切りが付き、俺は男として生きる為、大阪へ行く事を決断したのです。
男として生きる、0からのスタート!
大阪へ行く決断に至ったのは、親友が大阪に住んでいたのと、「おなべ」「ニューハーフ」の店が沢山あったからです。
もともと出版社は叔母の小説を出版するという目的が有り、その目的も成し遂げた為、叔母や俺の親にも「大阪でやりたい事が出来た」と言い、愛知県から大阪へそのまま移住する事にしました。
働く所と住む所が見つかるまでは親友宅へ居候させてもらう予定で、少しのお金と当面の着替えを鞄に詰め込み、俺は大阪へと向かいます。
善は急げと大阪へ行った初日に親友と一緒にニューハーフのショーパブ「冗談酒場(冗談パブ)」へ行き、煌びやかな豪華なショーを見た後は、元男性とは思えない綺麗なお姉様方と話をさせてもらいました。
その場で俺は自分の事を話し、どこか「おなべ」の店を知らないか聞いたところ、1人のニューハーフさんから2店舗紹介してもらい、電話番号を書いたメモをいただいたので、翌日、俺は1番目に書いてある「おなべ」の店に電話し、その日の夜に面接してもらい即採用OKに。
水商売は初めてで、ましてショーで踊る事も初めてでしたが、毎日が新鮮で何よりここでは俺の事を「男」として扱ってくれるのがすごく幸せでした。
そこの店はニューハーフ・おなべ・普通の女の子がいる混合パブで、年下ですが先輩のニューハーフさんに「男性ホルモン注射」を教えてもらい、一緒に投与しに行きました。
そこから劇的に男としてのパス度(見た目)も上がり、 この大阪という土地で、俺は男として生きるスタートを切ったのでした。
余談:数か月後、俺はそのニューハーフと付き合うことになったのですが、それはいずれまた別の機会でお話ししましょう。
男として生きる…迷った時は「おなべ」の店へ行け!
俺が大阪の「おなべ」の店で働く決意に至ったのは、「ミスダンディ」という本の中でほとんどの人が「おなべ」の店で働いていたからです。
「男として生きる」そう決断しても、いざ何をしたらいいのか分かりません。
だから同じ様に生きる人に教えてもらうのが一番手っ取り早いと思ったからです。
大阪から大分県へ移住した際も、ホルモン療法が受けられる病院が分からず、おなべの店へ行き教えてもらいました。
今アナタが男性として生きたいと悩んでいるであれば、まずは近くのおなべの店へ行き、そこでいろいろと経験談を聞いたり相談したりするのが一番の解決策だと思います。
別に働かなくてもいいんです、水商売だからと言ってもノンアルコールでも全然いいので、お客として話をしに行ってみてください。
きっと、自分の生き方が見えてきますよ。
本当に長々とダラダラと書いてしまい、気長に読んでくださり有難う御座います。
俺が今男として生きていられるのは、この恋愛なくしては語れないと思い綴らせて頂きました。
ちなみにこの6年付き合った彼女は、結局最後に付き合った男性と結婚しました。
それからもしばらくは連絡を取り合ったり、会ったりしてましたが、彼女の結婚する日に俺は運命の相手と初デートをしたのです。
それが今の彼女です!
もちろんそれからは会ってませんし、彼女が幸せでいてくれたらと思っています。
だって俺が俺として生きるきっかけを与えてくれた女性ですから、今もどこかで幸せに笑ってくれている事を切に願います。
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