どうも、RYORYO(りょうりょう)です!
今回は、すみません自分の過去の恋愛話になります。
性同一性障害として生きるきっかけとなった恋愛のお話です。
告白して振られてから、猛アタックの日々
その彼女と知り合ったきっかけは、共通の友人でした。
もともと同じ高校に通っていましたが、学科、部活も異なり、全く接点はありませんでしたが、共通の女友達(今でも親友)と3人で下校する様になり、それから仲良くなりました。
当時バイトをしていたのは俺だけだったので、学校帰りに立ち寄るファーストフード店やカラオケは、全て俺が奢っていた為か、ふとその彼女が「RYORYOが彼氏だったらいいのになぁ」と、何気なく言った一言、たったそれだけで俺は恋に落ちたんです。
当時の俺は、女性で有りながら女性を好きになる事に悩んでいたので、その言葉が頭にこびりついて離れません。
ちなみに、今は男性として暮らしていますが、当時高校生だった俺は、髪の毛も伸ばし高校の制服(スカート)を着て、普通の女子として暮らしていましたので、彼女的には本当に何気ない言葉だったそうです(後で聞いた話)
その日から、その彼女の事が気になって気になって、彼女の事を四六時中考えてばかりでした。
帰宅後は夜になると彼女の自宅に電話を掛け、毎日1~2時間話をし仲を深めましたが、彼女は普通の女性の為告白する勇気は全く有りませんでした。
だけど、日に日に彼女への想いは大きくなり、気持ちを抑えられなくなっていきます。
高校3年生の2月から卒業式までは学校が休みとなる為、俺の提案で週一で3人でお泊り会をする事となりましたが、数回目の開催日に共通の友人が来れなくなり、初めて彼女と2人で彼女の家でお泊り会をする事に・・・。
俺はこれがチャンスと思い、告白する事を決意。
「変かもしれないけど、好きになったから付き合ってほしい」
と、自分の気持ちを素直に伝えました。
彼女は驚いた表情を見せた後、少し考えてから、
「ごめん、友達としては好きだけど、 そういう風には見れない。 」
と、言葉を選びながら答えたのが分かりました。
振られる事は想定内でしたのでそれ程ショックは受けませんでしたが、その日をきっかけに俺の猛列アタックが始まります。
毎日の電話の際は、毎回「好き」と言い続け、お泊り会の際は布団の中で手を繋いで寝ました。(注:特に嫌がっている感じではなかった)
実は俺、4月から群馬県にある短期大学への進学が決まっていた為、タイムリミットが迫っていたのです。
恐らくこのまま離れ離れになったら、彼女ともあまり会うこともなくなると焦る気持ちが有りましたが、彼女は一向に振り向いてくれません。
3月中旬、俺は最後の駆け引きを決意。
2度目の告白:押してもダメなら引いてみろ
彼女がクラスの友達と卒業旅行へ行く前日、電話で真剣に思いを伝えました。
これが最後の告白とは彼女には伝えず、これでダメなら諦める覚悟でした。
もちろん彼女の答えはいつもと同じで「友達としては好きだけど、付き合えない」と。
彼女が2泊3日の卒業旅行へ行っている間、電話は出来ないのでちょうどいい機会だったのです。(当時は携帯はなかったので、連絡手段が有りませんでした)
3日目の夜、彼女は帰宅していましたが連絡しませんでした。
そして4日目の夜、彼女の方から電話が掛かってきたんです。
「なんで、電話してくれないの」と。
俺は自分の気持ちを諦める覚悟でいましたから、その事を正直に伝えた所、
「3日間、連絡がなくて寂しかった。寂しくてRYORYOの事ばっかり考えてた」
そう彼女が言ったので、俺はすかさず、
「俺の事好き?恋愛として」
と、ドキドキしながら聞いてみると、
「うん」
彼女は、小さく恥ずかしそうにそう答えました。
(やったー!!!)
心の中で思わず叫びました。俺の想いがようやく叶った瞬間です。
それから、俺たちは付き合うこととなりました。
この後、俺たちを待ち受ける数々の試練がある事は、この時はまだ知らず、ただただ幸せの絶頂に酔いしれていました。
第2章へ続く
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