男として生きると決断!一途に愛を貫き通した男の話。第2章

バラの束の写真 恋愛体験談

どうも、RYORYO(りょうりょう)です!

俺の男として生きるきっかけとなった恋愛話、第2章です。

前回までのお話はコチラ↓↓↓

遠距離恋愛に耐えられず、1度目の破局!

泣いている女性とそっぽを向く男性の写真

彼女と無事に交際をスタートさせた2週間後、俺は群馬県へと引っ越しをしました。

当時、作家を目指していた俺は、小説の勉強が出来る短期大学への進学が決まっていたからです。

彼女を好きになる前にすでに合格していたので、今更辞退する事も出来ませんでした。

それを機に関東と関西での遠距離恋愛が始まりました。

彼女も近隣の短期大学へ進学し2人供慣れない新生活を送っていましたが、毎日の電話やポケベルでの少しの会話、それを楽しみに毎日過ごしていました。

でも、やっぱり会えない環境が辛すぎて、お互いの事を考え別れ話をする事も多くなり、付き合って3ヶ月経つ6月に、とうとう破局

数日連絡をしなかったのですが、やはり耐えられず彼女に電話をし想いを伝えすぐに復縁しました。

今思うとこの時別れたままならば、今の俺はいなかったのかもしれません。

彼女から突然の別れ話。2度目の破局!

頭を抱えて悩み男性の写真

それからは長期休暇があると、俺が地元に帰省したり彼女が群馬県まで遊びに来てくれ、順調に愛を育んでいました。

しかし、彼女との恋愛は親友のみ知っているだけで、周りには秘密の恋。

俺も短大へは普通に女性として通ってましたし、自分の事は同性愛者なんだと思っていました。

お互いの短大の友達にも紹介し合いましたが、あくまでも「すごく仲の良い親友」として紹介し、一緒に遊ぶ様にもなりました。

(これが男女だったら、公認のカップルだったのになぁ…)

そう何度も思いましたが、自分が女性で彼女も女性で有る事は変えられない事実。

誰にも言えない秘密の恋は、やっぱり辛かったです。

そんなこんなで1年を乗り越え、俺と彼女の交際も2年目に突入。

卒業したら地元に帰る予定だった為、遠距離恋愛も残り1年間の辛抱。

6月の彼女の誕生日には帰る予定でしたが、悲劇は突然訪れました

それは授業中に彼女からポケベルにメッセージが届いた時の事。

『スキナヒトガデキタ、ゴメン』

一瞬目を疑い冗談だと思いましたが、その日の夜電話した時、それが本当の事だと分かりました。

友達の付き合いで合コンへ行ったのは知ってましたが、その時1人の男性が彼女の事を気に入り友達を通じて連絡先を交換した様で、それから話をする様になったと。

話をしている内に相手の事を好きになっていき、彼女の誕生日に2人で遊びに行くことになったと、彼女は申し訳なさそうに俺に話しました。

まだ付き合っている訳では無い様ですが、相手の男性も彼女の事が好きだと言っているとの事で、彼女の誕生日はその男性の部屋にお泊りする予定との事です。

俺は電話しながら泣き崩れました。何の打つ手もなく事態は進行していたのですから。

彼女がいつか男性の元に行く、それはずっと分かっていたことなのかもしれません。

最後は「分かった、幸せになってな。何かあればすぐに駆け付けるから」と言いましたが、精一杯の強がりです。

(俺が男なら例え人数合わせの合コンでも、彼氏いるからと言ってくれたはず)

(俺が男ならこんな事にはならなかったはず)

自分が女で有る事が、心底嫌になりました。

彼女と彼の事情

ベッドの上での喧嘩するカップルの写真

そして6月の彼女の誕生日、俺は短大の友達を連れて海までドライブに行きました。

何かしていないと彼女の事をずっと考えて泣いてしまうので、友達とバカ騒ぎしている方が楽だったからです。

翌日、彼女から電話して欲しいとポケベルにメッセージが入りました。

付き合った報告か、匿名で送った20本のバラの花束が俺だとバレたのか…いろいろ考えながら、ドキドキして彼女へ電話します。

「ゴメン、ちょっと聞いて欲しくて…」

そう言うと、突然泣き出す彼女。

「何があった?」

俺は、彼女が落ち着き話し出すのを待ちました。

彼女がようやく話した内容は、昨日の誕生日彼の部屋で寝ようとした時に案の定そういった行為が始まったようですが、付き合う等の言葉がなかったので彼女は途中で彼を止め「私達って付き合ってるの?」と思い切って聞いたそうです。

その答えに彼は「付き合ってないよ、っていうか、俺は誰とも付き合う気はない。お互い好きなら別にいいんじゃない」と。

彼女は俺との経験は有りますが、男性経験は初めてだった為、付き合ってもいないのに体の関係になるのが嫌だった様で、その日は喧嘩しそのまま寝て朝一で帰ってきたとの事でした。

俺に別れ話をした手前も有り、俺には連絡しないでおこうと思ったそうですが、疲れて家に帰った時、真っ赤なバラの花束が届いているのを見て、いてもたってもいられず連絡したとの事です。

だったら、俺の所に戻って来いよ

すぐに俺はそう言い、またまた復縁しました。

そういえばこの頃、女性として暮らしてましたので、一人称は「私」だったかもしれません。

そんなこんなで、その後は無事卒業まで遠距離を乗り越え、更に俺たちの愛情は深くなりました。

第3章へ続く

コメント

タイトルとURLをコピーしました