男として生きると決断!一途に愛を貫き通した男の話。第6章

光を両手で受け止めようとする写真 恋愛体験談

どうも、RYORYO(りょうりょう)です!

今回は男として生きる決断をした恋愛話の第6段となります。

前回までのお話はコチラ↓↓↓

体の拒否反応!

頭を抱えて悩む男性の写真

俺とその男性の交際は順調にスタートし、リハビリの為の通院デート、その帰りにご飯を食べに行ったり彼の部屋でゲームしたりして過ごしていました。

そんなある日、遂にその日がやってきたのです。彼の家にお泊りです。

付き合っているから普通の事なのですが、俺は同性愛者かバイセクシャルか」で悩む者で、これまで男性と付き合ってもいざ体の関係になるとその度に「何か違う」と別れを選択してきました。

別にその男性達のエッチが下手とかではないです。俺の心の問題です。

でも今回は自分から「好き」という感情を抱いたので、大丈夫なはず…。

自分に言い聞かせる様に、彼を受け入れる準備をしました。

行為が終わった後彼は幸せそうな笑顔で抱きしめてくれ、彼からの愛情が大きく伝わってきました。

でも俺は、俺の心は・・・。

結論から言うと、やはりダメでした。

彼に抱かれながらも何も感じない自分の心が悲しくなり、彼に申し訳ない気持ちになりました。

それからそういった行為全てキスをする事すら体が拒否反応を示す様になった為、彼と別れる決意をしました。

その時ようやく悟ったのです。

初恋は小学生の時にクラスで人気者の男の子でした。

その事を踏まえ、俺は男性に恋愛感情を抱いていたのではなく、友人として「好き」になっていたのを無理やり「男女」に置き換え恋愛と勘違いしていたのです。

そして、その男性達の様になりたいと憧れていたのだと思います。

もう迷わない!彼女と生きていく決意!

後ろから女性を抱きしめる男性の写真

実は今までの様に俺と彼女は別れてからも密かに会っており、自分が男性を愛せない事に気づき彼と別れた事を彼女に伝えました。

そんな俺を彼女はもう一度受け入れてくれたのです。

お互いが別々の人を好きになり別れても、俺たちの関係は5年間ずっと変わらず続いていたので、もう離れられない存在になっている事をお互い分かっていました。

この関係に終わりが来ることは、もう一生ないのだと。

それならとことん彼女を愛し抜こう、彼女と一緒に生きていこう、そう決意しました。

初めての衝撃!「おなべ」という存在!

光を日々差す男性の写真

ある日彼女から「今日の夜、テレビ見て」と連絡が有り、新聞の内容を確認した所、「女同士のカップル」的な内容が記載されており、俺は仕事から帰りその番組を楽しみに待ちました。

当時、島田紳助さんがMCを務める「新婚さんいらっしゃい」のカップル版みたいな番組がありました。(番組名は思い出せません)

「次のカップルです」と紹介され出てきたのは、一見普通のカップルでしたが2人供女性だったのです。

紳助さんが「おなべ」である事を紹介され、そのいきさつ等を聞かれていましたが、俺の心はドキドキと高鳴っていきます。

女性として生まれながら、男性として生きていく覚悟をされ、テレビでも堂々とその彼女との恋愛を語っているその男性(おなべ)に、俺は感銘を受けました。

そしてその数日後、書店でそのカップルが表紙のミスダンディという一冊の本と出会いました。

もうこれ、ほとんど運命といっていいと思います!

その本の中には数人の「ミスダンディ」(当時はおかまさんをミスターレディと呼んでいた時代で、その反対語としておなべの事を「ミスダンディ」と呼んでいました)のそれまでの経緯やこれからの事なんかが書かれており、俺は毎日何回もその本を読みました。

(女として生きなくてもいいんだ、男して生きてもいいんだ)

今までずっと悩んでいた自分の心が、やっと解放されていくのを感じた瞬間です。

こうして俺はようやく、自分が「同性愛者・バイセクシャル」ではなく「おなべ」である事を自覚したんです。

最終章へ続く

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