こんにちは、RYORYOです!
出版経験のない当時23歳だった俺が、親戚の叔母の小説を出版するまでのお話を元に、自費出版を考えているあなたの為、自費出版から本の宣伝までを解説しております。
印刷会社への原稿の入稿からISBNコードの説明までを「その1」で、ISBNコード取得から書店販売までを「その2」で解説してきましたので、併せてお読みください。
それでは書店販売後の売込方法と出版記念パーティーまでを解説します!
本を出版したなら、新聞社へ売り込もう!
最近では、書店へ並べるより、Amazonと契約してネット販売する方法も有ります。
でも、有名な著者ではない限り、なかなか売る事は大変です。
そこで、当時の俺が行った行動は「新聞社への売込」です!
売込と言っても、新聞社へ販売するのではなく、記事として取り上げてもらうのが目的です。
その地域の新聞社へ「地元の主婦が自費出版」等、何か話題性のあるキャッチフレーズで記事として取り上げてもらうのです。
その為に、新聞社へ電話や手紙を送ります。根気よくいきましょう。
俺の場合は、運よく地元の新聞社が取材に応じてくださり、新聞に掲載していただきました。
そのお陰で新聞を見た方から注文の電話をいただき、売込事もできましたので、これは使ってみる価値はあると思いますよ。
現代では、SNS等で「オススメの本」として拡散しましょう。
とにかく書店販売、ネット販売したから満足してはいけません。
販売したからには、出来るだけ多くの方に知ってもらい、その本を手にしてもらいましょう。
その為には、あらゆる手段を駆使して売り込みましょう!
有名作家気分で、出版記念パーティーも開催!
先程言った様に、有名な著者でなければ、なかなか本を買ってもらえません。
書店で販売と言っても、新作や話題コーナーではなく、通常の書籍扱いで本棚に並べられるだけですから…。
そこで更に話題性を作る為、「出版記念パーティー」を開催しちゃいましょう!
もちろん費用は掛かりますが、参加者から祝儀をいただけるので、それで賄える位の会場を選びましょう。
とにかく呼べる人はいっぱい声を掛けます。
親族や友人、お世話になった印刷会社や、書籍販売取次業の方、書店の方等々…。
そして、俺が当時声を掛けたのは、「市長」です!
地域住民が本を出版し、その記念パーティーをする。これは市にとっても誇らしい事になるのではないかとアピールし、出席して頂く様に声を掛けさせてもらいます。
もちろん先に声を掛け、市長のスケジュールに合わせて開催した方がいいかもしれませんね。
市長が動けば新聞社も動きます。
出版の際に取り上げてもらえなかったとしても、これこそ新聞社へ売り込みチャンスです!
パーティーの大きさは関係有りません。小さくてもいいので、市長から挨拶をしていただき、新聞社を動かせればそれでOKです。
もちろん、出版に携わった方への感謝、本を購入して下さった方への感謝も忘れずに!
自費出版は1人でも出来る!
今はネットで調べれば大抵の事は分かる便利な時代です。
当時の俺はとにかくいろいろな方にいろいろ教わりながら、出版までこぎつける事が出来たのだと思います。
だから、小説や詩、自叙伝でもなんでもいいので、自分で本を出したいと思った方は、まずは行動にうつしてください。
小説大賞に選ばれて小説家デビュー出来るのはほんの一握りの人だけなのです。
だったら自分で本を出版するのも1つの手だと思います。
そこから有名になる可能性だってあるのですから。
俺が開催した「出版記念パーティ」について、後日、書籍販売取次業の大手「トーハン」名古屋支店、当時の部長より「こんなパーティーが開催出来るのは素晴らしい」と称賛していただきました。
次は地域向けの雑誌をと考えていた矢先、自分には「男として生きる」と別の道の選択肢が出来た為、叔母と話し合い出版業を辞める事にしました。
その数年後、叔母とトーハンの部長とで話が進み、叔母の小説を「文芸社」から再度出版する事が決まったと連絡が有りました。
本当に人の出会い、繋がりって大事ですよね。
俺もいつの日か、自分の小説を世に出せる様、頑張ります!
だから、あなたも諦めないで頑張りましょう!
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