どうも、RYORYOです!
今日も我が家の18歳の老猫「ミルク」は元気です!
ですが、そんな愛猫「ミルク」、実は5年程前に脱走→10日間失踪していた事が有りました。
10日間行方不明になった「ミルク」を、毎日毎日捜索し続けた結果、10日目に無事保護する事が出来、今も元気で過ごしています。
今このブログに訪れたあなたは、きっと猫ちゃんを必死で探しておられるのだと思います。
猫ちゃんがきっと見つかる事を願って、俺が10日間探し続けた方法を書きます!
家出猫捜索 ①まずは脱出経路、脱出時間を割り出しましょう!
当時4匹猫を飼っていたのですが、俺が仕事から帰宅するといつも玄関先で猫達が出迎えてくれていました。
その日、玄関先にミルクの姿がなく、リビングや寝室にも居ませんでした。
4匹の中で、俺の事を最も好きでいてくれるのがミルクでしたので、俺が帰宅しても1度も姿を見せない事に焦りながら、押し入れの布団の隙間等、家中を探しましたが見当たりません。
彼女に聞いてみると、夕方位には餌を食べている所を見たとの事でした。
家の中にいないという事は、外に出たとしか考えられず、家のドアや窓を開けていたか彼女に聞くと、夕方窓を開けて換気していたとの事ですが、どこも網戸が有り脱走は出来ないはず…。と思いましたが、一ヵ所気になる所が浮かびました。
それは子供部屋の出窓。
網戸がなく1階に住んでいたので、目隠し用の網を窓枠に取り付けていただけで、恐らくそこが脱出経路と思われました。
さらにそこの窓を開けていたのは夕方5時から30分程との事で、その間にきっと脱出したと思われます。
既に5時間が経過している状態でしたが、俺はすぐに外へ探しに行きました。
俺の事が大好きな猫ですから、俺が名前を呼べばきっとどこからか出てくるだろう…そんな風に思いながら「ミルク」と何度も呼びながら近所を探しました。
それでもミルクは出て来ません。
今まで一度も外に出した事がなく完全室内飼いの猫ですので、どこかで怯えているのではないかと不安で仕方有りませんでしたが、結局その日は見つけられず、ミルクは帰って来ませんでした。
家出猫捜索 ②警察・保健所へ連絡!
猫が家出した場合、まずは警察・市役所・保健所・動物愛護センター・清掃センター・近くの動物病院へ連絡します。
■警察
残念ですが「捜索願」では有りません。生き物ですが落とし物扱いされますので、 もし誰かが猫を保護して警察へ届けてくれた場合、連絡をいただける様に「遺失物」として届け出をします。
■保健所・動物愛護センター
迷子猫として保護していてくれる場合が有りますので、確認の連絡ともし迷子猫として連れてこられた場合に連絡をいただくように伝えておきます。
■市役所・清掃センター
最悪のケースとして、車に轢かれて死んでしまった場合も考えられますので、市役所・清掃センターに猫の死体処理の連絡がなかったか確認します。この時も猫の特徴を伝えて万が一の時に連絡をいただくように伝えておきましょう。
■近くの動物病院
車に轢かれてしまったり、怪我をして動けない猫を治療して保護してくれている可能性が有るので、連絡しておきましょう。
■近所の人にも言っておこう
近所の人にも猫がいなくなった事を伝え、もし見かけた際は連絡いただくように伝えておきましょう。
家出猫捜索 ③ネット掲示板の活用、ポスターやチラシ作成!
関係各所への連絡、届け出を済ませたら、ネット掲示板を活用しましょう!
■迷い猫掲示板
「迷い猫掲示板」で検索し、自分の住んでいる地域での掲示板へ書き込みしましょう。
同じ様に探している人も多数おられますので、情報交換をしたり励ましあったりも出来る為、登録しておいた方がいいです。
■ポスター・チラシ作成
ポスターやチラシを作成し、近所のお店に許可を貰って貼ってもらいましょう。
出来るだけ猫の全身が写っている直近の写真を掲載する様にするといいでしょう。
特徴等も分かりやすく書いた方が良いですが、あまり詳細に書きすぎると文字数が多くなり、逆に読んでもらえなくなるので、出来るだけシンプルに「猫探してます」と猫の写真は大き目に掲載する方が目撃情報をもらえると思います。
あまり公共の場に自分の携帯を載せるのは気が引けますが、連絡先もしっかりと記載しましょう。
後、効果的なのは「猫が見つかった場合には謝礼をお渡しします」と記載すれば、情報提供は多くなると思いますが、なくても全然問題ないです。
ちなみにこの「謝礼」については、気持ち程度でいいと思います。
チラシは半径500m付近の各家にポスティングしておけばいいです。
俺は失踪から1週間経ってパソコンでポスターを作り始めましたが、その数日後に見つかったので、結局貼る事は有りませんでした。
■ペット探偵へ相談・依頼
世の中には迷い猫を探してくれる「ペット探偵」がいることをご存知でしょうか?
俺はこの時まで知りませんでした。
迷い猫や迷い犬の捜索のプロですから、相談してみるのもいいかもしれません。
また、自分で探す時間がない人や、数日探しても見つからない場合は、正式に依頼して探してもらうのも1つの手だと思います。
ただ、ペット探偵でも見つからない場合もありますし、費用も掛かりますので、よく考えてから依頼してくださいね。
家出猫捜索 ④猫の探し方
猫がいなくなったら、取り敢えず②と③を行い、その後はただひたすら探します。
待っていても猫は帰って来てくれません!
室内飼いの猫が一旦脱走してしまうと、いくら懐いている猫でも、「初めて会う猫だと思え」と言われる位、警戒心が強くなっています。
実際、俺も捜索3日目で隣のマンション1階のベランダでミルクを目撃しました。
餌を持ってゆっくり名前を呼びながら近づきましたが、あと少しの所で猛ダッシュで逃げられてしまいました。
毎日寝る時は、俺の左腕にでまるで恋人かの様に寄り添って寝てくれていたので、俺を見て逃げる姿にショックを隠し切れませんでした。
結局その日は取り逃がしてしまい、まだまだ捜索の日々が続く事となります!
ネットの情報を元に、近所の探し方について記載します。
■半径500m以内の範囲をくまなく探す
室内飼いの猫の場合は、行動範囲はもう少し狭くなりますが、数日間であればそう遠くまでは移動しないので、とにかく半径500m以内をくまなく探してください。
その際、草の茂みや少しの隙間等もしっかり確認してください。
ガレージや庭先が気になる場合は、必ずそのお宅の方へ許可を貰ってから入ってくださいね。不審者と思われたり、不法侵入になりかねますので。
■猫の名前を呼びながら探す
名前を呼んだら少し立ち止まって様子を見ましょう。
飼い主の声に反応して出てくる可能性が有りますが、歩きながらだと気づきにくいので、呼んで立ち止まるを繰り返しましょう。
夜中の捜索の際は、声は控えめにしましょう。
■猫トイレの砂を少し撒きながら歩きましょう
猫が脱走・失踪した場合は、猫トイレはそのままにしておきましょう。
その猫の排出物の香りが付いた猫砂を歩きながら少しずつ撒いておくと、自分の匂いに気づきそれを辿って家に帰ってくる可能性が有ります。
大量に撒くとご近所の迷惑になりますので、ご注意を!
■多頭飼いの場合:他の猫の鳴き声を聞かせる
一緒に長年住んでいる他の猫の鳴き声を聞かせる事で、自宅に帰ってくる可能性が有ります。
俺も試しに他の猫を抱きかかえ外に出てみましたが、他の猫も完全室内飼いなので外に連れて行くとビビりまくり、腕を引っかかれ一目散に自宅へダッシュで戻りました。なんて非協力な猫達なんだ…。
そこで、スマホで猫達の鳴いている動画を撮影し、それを流しながら近所を捜索しました。
■家の前に餌と水を置いておく
数日間食べてない事も考えられ、餌の匂いにつられて帰ってくる可能性が有ります。
■捕獲機の準備
猫の好きな物を入れ、檻の中に入ると扉が閉まる捕獲機。
動物愛護センター等で貸してもらえると思いますのでご相談を。
ただ、他の野良猫が入るケースが多いのでご注意ください!
■近所の猫へ伝える
猫が人間の言葉を理解できるかは不明ですが、近所で見かける猫に「ミルクを見たら家に帰る様に言ってな」とお願いしました。
「猫の集会」とよく聞きますが、たまに猫って何匹かかたまってる時ありますよね。きっとあれです。
なので、他の猫にもお願いしておきました。
家出猫捜索 ⑤見つけた時は、とにかく慎重に!
我が家の愛猫「ミルク」が家の窓から脱走して10日目、ようやくこの時がきました。
お昼を過ぎた頃、彼女の妹から1本の電話が入ります。
「隣の空き家の所ミルクがいるって旦那から連絡あった」と。
俺は急いで彼女とその空き家に向かうと、紛れもなく「ミルク」がそこにいました。
空き家の縁側で猫座りをしてこっちを見てます。
名前を呼びながら近寄ると、またもや猛ダッシュ!
でもここで逃がしたらもう無理かもしれないと思ったので、俺が家の裏に回り込み、彼女と挟み撃ちをしました。
後方から徐々に追い込み、無事に彼女が確保してくれました!(俺の姿には逃げたのに…泣)
すぐにキャリーバッグへ入れ自宅へ連れて帰りました。
実はこの空き家、マンションのすぐ裏手にある空き家だったので、10日間ほとんど移動していなかった事になります。
お腹が減っているだろうから、ご飯をいっぱい食べさせた後、シャンプーで綺麗に洗ってあげました。
特に外傷は有りませんでしたが、念の為動物病院で検査もしてもらいましたが特に異常はなかったので安心です。
このように、もし猫を見つけた際はとにかく一旦落ち着きましょう。
この時に取り逃がした場合、その後見つからなかった際にきっと後悔する事になりますので。
見つけた場合は、かなり慎重に行動してください。④でお伝えした「初めて会う猫だと思え」です。
出来るなら行く手を阻める様に、数人で周囲を取り囲んでジワジワ責めるといいと思います。
本当に何度も言いますが、くれぐれも捕獲の際は慎重に!
家出猫捜索 最後まで諦めない事!
猫が脱走し行方不明になったら、本当にショックですよね。
俺は10日間毎日探し続け、毎日不安で仕方有りませんでした。
「猫は死に際にどこかへ行く」ともいわれる事が有りますが(これ本当は弱って体力が落ちるので、敵に襲われない様に身を隠すらしいです)、ミルクが居なくなった際に咄嗟にそう思ってしまいました。
もう帰ってこないかもしれない…と。
でも、探す事を諦めませんでした。絶対見つけてみせると思い毎日探し続けました。
だから、今、猫ちゃんやワンちゃんがいなくなって、不安で仕方のないあなたも、もう一度会える事を願って諦めないでください。
迷子になってしまった猫ちゃん・ワンちゃんの方が、数倍不安な夜を過ごしているのですから!
そして、きっともう一度あなたの元へ戻ってきれくれる事を切に願います。
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