男として生きると決断!一途に愛を貫き通した男の話。第4章

顔を手で覆い泣く男性の写真 恋愛体験談

どうも、RYORYO(りょうりょう)です!

男として生きる決断に至った恋愛話も、遂に第4弾!

今回は「女として生きる事」その葛藤を描いたシーンも有りますので、是非ご覧ください!

前回までのお話はコチラ↓↓↓

ただ傍に居たい、そう望んだのは俺!

電話する女性の後ろで、両手を広げ呆れる男性の写真

あれだけ泣き明かして別れた彼女と俺ですが、実はその後も頻繁に会っており、ただ恋人から友達へ戻っただけという感じでした。

もちろん彼女が彼とラブラブな電話をしている時も傍にいました。

そう、それは俺が自分で望んだ事!

別れてからも好きで好きでどうしようもなく、諦める事が出来なかったのです。

だから友達に戻る覚悟をして傍に居る事を選んだんです。

彼女が幸せそうに笑っている先には、もう俺はいないのに・・・。

俺の事を「恋愛」としては見てくれていない事も分かってて『それでも傍にいたい」』その気持ちは単に俺のワガママだったと思います。

彼女と彼が喧嘩した時に俺は彼女を車に乗せ、彼の住む隣の県へ送って行った事も有ります。

当然、彼には会いたく無かったのですが、彼から彼女を送ってくれたお礼を言われました。

ただ悔しくて空しくて、すぐに車を走らせ家路と向かった事を思い出します。

親友からは「なんでそこまでするの、バカじゃない」とまで言われてしまいましたが、それでも俺は諦めませんでした。

いつかまた彼女と…そんな都合のいいことは2度も起こらないのは分かってましたが、今は自分の気持に正直にいたいと思い、いつか自然に彼女の事を諦められるまでは、とことん愛し抜こうと決めたのです。

女として生きる事…それが自分の幸せなのか?心の葛藤!

顔を片手で押さえ悩む男性の写真

彼女は休日は彼とデートの為、俺の休日はほぼ予定ゼロ。

滋賀県へ戻って就職してからは、土日は彼女と決まって遊んでいたので、いざ1人になると何をしていいのか分かりません。

そこで、手あたり次第地元の仲の良い女友達と連絡を取り遊ぶ様になりました。

女子会の様に毎週飲みに行ったり、男性も交えて飲み会をしたりと、わざと予定を入れ気を紛らわせていたのです。

当時21歳の俺は、まだ女性として生活していましたので、飲み会で知り合った男性に誘われる事も有りました。(全然可愛くなかったんですが愛嬌があった為、それなりに声を掛けてくれる男性もいました)

(自分は同性愛者…でもいつかは男性を好きになり、結婚しなければいけないのかなぁ)

俺の心の中で迷いが生じていました。

(女性として生まれ育ったのだから、男性と結ばれるのが普通…)

今みたいにLGBTや性同一性障害なんて言葉もなかったのですから、それが当たり前だと勝手に思い込んでいたのです。

だから、無理やり好きでもない男性と付き合いました。

(好きになれるかもしれない…)

そう思って付き合ってみても遊ぶだけなら楽しいのですが、いざ体の関係になると嫌気がさして結局別れてしまいます。

体の関係になると、俺は大好きな彼女がする仕草を真似しているだけで、そんな自分が吐き気がする程嫌になり、結局男性に申し訳ないんですが、俺はそっち(男性側)の役の方がいいと思ってしまうのです。

(いつか男性を好きになれる日が来るんだろうか…)

この頃は自分がおかしい人間だと思っていたので、普通の女性に戻れるのかそのことばかり悩んでいました。

いや、いずれは戻らなければいけないそうとまで考えていたのです。

今まで休みの日は彼女といつも一緒だったので、恐らく心配しているであろう両親を安心させる為、男性と付き合うと必ず家に連れて行きました。

「ほら、私には彼氏がいるよ」「この男性と結婚もするかもしれないよ」ってアピールです。

そうする事で自分は普通の女性だと、周りにも自分にも嘘をついて生きていました。

今思えば、自分を守っていただけなんですね。

そんな俺が、本当に男として生きる覚悟を決めたのは、もう少し先のお話です。

第5章へ続く

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