どうも、性同一性障害(FTM:女→男)のRYORYO(りょうりょう)です。
俺はまだ性別変更はしておりませんが、性別変更すれば女性と結婚する事も出来ます。
こうやって少しずつですが性同一性障害が受け入れてもらえ、法律も改訂される事が嬉しくも思います。
ただ、もうちょっと早くにしてくれてたら、俺も若いうちにどうにかできたかもしれないと思うと、ちょっと悔しいですけどね。
そんな性同一性障害のカップル・夫婦にとってやはり望んでしまうのが「子供」です。
でもいくら性別適合手術をして異性の体を手に入れても、生殖機能はありませんのでパートナーとの間に自分の子供を作る事は出来ません。
でも、どうしても「子供」を望む場合について、結論的には自分の遺伝子の子供は出来ませんが、子供を作る事は出来ます!
まずはパートナーと結婚する!
先程も述べたように、性別変更をすれば結婚する事は出来ます。
ただ性別変更する為には性別適合手術が必要となります。
FTMの場合は男性器の形成をしなくても、子宮・卵巣摘出・ミニペニス形成で性別変更が出来ます。
★性別適合手術の方法については下記をチェック↓↓↓
★性別変更の手続きについては下記をチェック↓↓↓
次の項目で子供の作り方を紹介しますが、まずはパートナーと結婚する事が前提となります。
なぜなら夫婦と認めらた場合にのみ、実子として認めてもらえるようになるからです。
これは、普通の男女のカップルでも同じですね。
夫婦関係の元、その夫婦間の子供として認知されるようになります。
なので、性同一性障害者が子供を望むのであれば、下記の手順を踏まないといけません。
①性別適合手術を受ける
②性別変更手続きをする
③パートナーと結婚する
ここまででも結構大変な道のりですね。
時間もお金も掛かります。
出来れば若いうちにしたいけど、そうなるとお金がないし、お金を貯めてからだと年齢が高くなりリスクも伴うし・・・。
はっきり言ってどっちがいいのか分かりませんが、俺的には若いうちにしておいた方がいいと思います。
ただ自分だけの問題ではないので、パートナーともよく話し合って決めてください。
性同一性障害、子供を作る3つの方法とは?
では、結婚した後どうやって子供を作るのかをみていきましょう。
①パートナーの子供を養子縁組する
これはパートナーに子供がいる場合となります。
つまり前の配偶者との間に子供ができ、離婚してアナタと再婚する場合です。
再婚しても養子縁組をしないと、実親は元配偶者のままとなり相続権や扶養義務などもない状態です。
この場合養子縁組をしても、元配偶者との血縁関係も残ります。
パートナーと結婚して、連れ子を自分たちの子供として育てる際は養子縁組をしておきましょう。
②里親になり特別養子縁組をする
①の養子縁組はパートナーと子供に血縁関係がある為、普通養子縁組となり、何らかの事情があり親と過ごせなくなった子供の里親になる方法が特別養子縁組となります。
この場合は、特別養子縁組をすれば実親との親子関係は消滅します。
ただ、この特別養子縁組についてはまずは「里親認定」を受ける必要が有ります。
子供を迎え入れる環境が整っているかなどの調査をされ、認定が降りて初めて里親になれるのです。
実際に特別養子縁組するまでにはかなり期間を必要としますので、まずは児童相談所へ相談する事から始めてください。
③人工授精や代理出産
こちらの方法はFTM(女→男)とMTF(男→女)では方法が異なる為、別々に解説します。
■FTMの場合
①自分の卵子を使う方法
性別適合手術を受ける前に卵子を採取し、冷凍保存してもらいます。
その卵子を奥様の血縁関係(父や兄弟)の精子を提供してもらい結合してから奥様の子宮へ注入する方法です。
この方法ですとアナタの遺伝子を持った子供となり、奥様とも血縁関係が有り奥様のお腹で育ち出産するので、奥様自身も自分の子供だと認知しやすくなります。
②自分の血縁関係(父や兄弟)から精子提供してもう方法
①とは逆で、アナタの血縁関係(父や兄弟)から精子を提供してもらい、奥様の卵子と結合させる方法です。
アナタの遺伝子は引き継げませんが、血縁関係は有りますのでアナタに似た子供が産まれます。
③第三者の精子提供を受ける方法
①と②でそれぞれの血縁関係者から精子提供を断られた場合や、精子提供者がいない場合(父親がいない、姉妹のみなど)第三者からの精子提供や精子バンクから精子をもらい、奥様の卵子と結合させる方法です。
アナタとは全く血縁関係はないですが、それでも生まれてくる子供を自分たちの子供として愛せる覚悟があるなら、この方法でもいいでしょう。
ちなみに①~③の精子提供については体の関係を持つという意味ではなく、精子を採取させてもらう事ですので、お間違いなく!
■MTFの場合
①自分の精子を使う方法
性別適合手術を受ける前に精子を採取し、冷凍保存してもらいます。
旦那様の血縁関係(母や姉妹)から卵子を提供してもらい結合した後、別の女性に代理出産をしてもら方法です。
②自分の血縁関係(母や姉妹)から卵子提供してもう方法
①とは逆で、アナタの血縁関係(母や姉妹)から卵子を提供してもらい、旦那様の精子と結合させ代理出産してもらう方法です。
③代理出産してもらう方法
アナタか旦那様どちらかの精子を別の女性の卵子と結合させる方法です。
ただ、①②にも代理出産と記載しましたが、残念ながら現在も日本の法律では代理出産は認められていません。
海外へ行き代理出産の登録している所で手続するしか有りません。
この場合、代理出産の女性の卵子を使用するとハーフの子供が産まれる事になってしまう為、よく相談した方がいいです。
生まれてくる子供は可哀想?
性同一性障害者とパートナーの間に子供を作る方法をみてきましたが、それぞれに大変な思いをして子供を授かる事となります。
どの方法を選んでも2人の子供として愛情を注ぐ事は間違いないでしょうが、世間からは「生まれてくる子供が可哀想」「父親(母親)の本当の子供じゃないから子供が知った時に傷つくのでは?」との意見もあるようです。
でも、これは性同一性障害に限らず、普通の夫婦でも子供を授かる事が出来ず、体外受精や里親になる夫婦だっています。
血が繋がっていても、憎しみ合ったり親子の縁を切る様な場合も有りますよね?
それなら家族として過ごし、愛情を注いだ子供の方が幸せだと思いませんか?
性同一性障害の場合は、そこに「元女性・元男性」というのが乗っかかりますが、性別変更もして結婚しており、普通に男性・女性として過ごしているのであれば、そこまで大きな問題でしょうか?
逆転の発想で、そういったハンデがあるからこそ普通の男女の夫婦より、子供に愛情を注げるのではないでしょうか?
子供が可哀想だとか子供が傷つくと思うのは、そういう目で見ている人達なんだと思い、生まれてくる子供を精いっぱい愛す事が大切になります。
どうしても子供が欲しい!性同一性障害子供の作り方、3つの方法
どうしても子供が欲しい!そう望むのはごく自然な事です。
俺も彼女に連れ子がいますが、子供に兄弟を作ってあげたい、俺達の間に子供が欲しいと思い、2人でいろいろと調べた時期が有ります。
俺達は人工授精の①か②を希望していましたが、実行に移せずもう年齢も年齢ですので恐らくこのままです。
ちなみに費用は病院によってもまちまちで、精子と卵子の結合方法などによっても異なりますが、50万円~200万円ほど掛かります。
俺達が調べていた当時の相場は200万円と聞いており、しかも妊娠が失敗する場合も有る為、リスクは大きいです。
全て含めて、人の親となる覚悟も必要です。
生まれてくる子供は血縁関係やアナタ自身の遺伝子を引き継いでいなくても、紛れもなくアナタの子供ですので、愛情を持って育ててあげてくださいね。
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