【性同一性障害】性別適合手術(SRS)、費用・病院、海外での手術、全て解説!

性同一性障害

どうも、RYORYOです!

性同一性障害者の最終目標は、性適合手術(SRS)を受け、法律によって性別の変更をする事だと思います。

それまでの道のりは長く、また費用も掛かります。

俺もまだ性適合手術は受けてませんが、出来るなら受けて戸籍を「男性」に変更したいと思っていますが、なかなかそこまで辿りつけていません。

今回はそんな性別適合手術についてまとめてみました。

性別適合手術とは

■性別適合手術とは

以前までは「性転換手術」と呼ばれていましたが、最近では性別を変える手術ではなく、本来の性別に適合する為の手術として「性別適合手術」と呼ばれるようになりました。

手術内容は「性転換手術」も「性別適合手術」もどちらも一緒です。

性別適合手術」 とは、本来生まれた時の性別の体を、本来あるべき性別に戻す為の手術となります。

要は本来あるべき性別の性器を造形する手術です。

男性→女性の場合、男性器・睾丸を切除し、女性器である膣を形成します。

女性→男性の場合、子宮・卵巣を切除し、膣を閉じ、男性器を形成します。

■性別適合手術を受ける為の条件

・性同一性障害の診断書(精神科2名の診断により「性同一性障害」と診断された証)

・ホルモン治療1年以上

・希望する性別で1年以上生活している

■手術費用

これはMTF(男→女)とFTM(女→男)で大きく異なります。

【MTF】

国内:150~300万円

海外:100~200万円(アテンド代含む)

【FTM】

国内:150~400万円

海外:100~300万円 (アテンド代含む)

上記の金額は目安金額となり、病院によって術式が異なったりするので、実際の費用は性別適合手術を受ける病院へお問い合わせください。

■病院

国内では岡山医大等を含め、120院程で性別適合手術が受けられます。

海外では有名なタイでの手術を受ける人が多いようです。

海外で受ける人が多い理由は下記で説明します。

性別適合手術、海外での手術について!

国内で手術を受ける人より海外で手術を受ける人の方が多くなっています。

その理由は下記となります。

・手術費用が国内の手術より安い

 アテンド代や滞在費を含めても、国内の手術に比べると断然安い

・医師の手術経験が豊富

 数多くの手術経験を持つ医師が執刀する為、失敗が少なく、形も綺麗なので安心できる

・手術の順番待ちが短い

 医大での手術は1ヶ月に1人位の割合で、なかなか順番が回ってこない。

上記の理由により、海外での手術を希望する人が増えています。

現に芸能人で性別適合手術を受けている方は、ほとんどが海外で受けられてます。

でも、海外の病院で手術を受ける手続き方法や、英語が話せない場合はどうしたらいいのでしょうか。

その悩みをサポートしてくれるのが「アテンド会社」です。

【アテンド会社がしてくれる事】

・病院とのやり取り(手術の予約等)

・航空チケットの手配

・空港から病院、病院からホテル等の送迎

・ホテルの手配

・医師や看護婦の通訳

・術後のケアサポート

・観光

上記はアテンド会社の主なサポート内容となりますが、アテンド会社は数多く存在し、サポート内容も各アテンド会社によって異なりますので、サポート内容をしっかり確認の上、契約してくださいね。

例えば後でホテルの手配がなかったとなれば、術後1ヶ月程滞在する事になるので大変困る事になりますよね?なのでどこまでサポートしてもらえるのか確認しましょう。

尚、当事者1人で滞在する方がほとんどですが、術後のケア等を考え、パートナーに同行してもらう方もいます。その際は同行者の費用についても確認した方がいいでしょう。

性別適合手術が条件付きで保険適用に!

性別適合手術を希望する性同一性障害者にとって、一番の負担はやはり手術費用。

その面から海外で手術をする人が多い為、国は性別適合手術の保険適用を2018年4月から執行しました。

ですが、この保険適用について大きな条件が有り、「ホルモン治療を受けていない事」が適用条件となります。

これまで「ホルモン治療」は保険適用外の自由診療だった為、保険適用の治療と自由診療の治療を同時に行う場合は「混合診療」とみなされ、保険は適用されず全額自己負担となるそうです。

性同一性障害者にとって「ホルモン治療」はとてもとても大切な治療です。

その過程が有って「性別適合手術」に至る訳ですから、おかしな話ですよね。

本当に性同一性障害者の為を思って改正された法案なのか分かりません。

GID学会等もこれについて、ホルモン治療の保険適用を求めているとの事ですので、何とか頑張っていただきたいところですね。

俺も現在43歳ですが、やはり性別適合手術は受けたいと思っています。

一番の理由は戸籍の性別変更が出来るからです。

ただ、この性別変更についても以前と比べ手術内容の条件が変わっておりますので、次回はそのあたりを詳しく解説します。

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