【猫】扁平上皮癌扁平上皮癌奮闘記~愛猫カルアと共に闘い抜いた5ヶ月~最終章

どうも、RYORYOです!

少し間が空いてしまったので、「第9章」までのおさらいをすると、扁平上皮癌と闘う愛猫カルアは、生きる為食道チューブを付ける手術をしました。これで安心と思った矢先、今度は脳への転移の為か痙攣の発作が始まってしまいました。

薬で何とか痙攣の発作が出る事はなくなり、口腔内を癌に侵されながらも懸命に生きるカルアは、それでも元気に日々を過ごしていました。

それは俺にとっても幸せな時間でしたが、その幸せは突然奪われてしまったのです。

愛猫カルアと共に闘った、扁平上皮癌奮闘記最終章です!

扁平上皮癌、最期の時…!

2019年4月27日

我が家はメゾネットタイプの賃貸マンションで、 1階にキッチンやリビングが有る為、 ほとんど1階にいる事が多いのですが、 カルアが病気になってからは猫達がいる2階にいる事も多くなりました。

1階でテレビを見ながら夕食を取り、寝る用意をして寝室がある2階へ行くと、カルアの様子が少し変な事に気づきました

すごく苦しそうにしている訳では有りませんでしたが、この時なんとも言われるぬ違和感を感じたのです。

その違和感が何か分かりませんでしたが、カルアを撫でながら様子を見て、抗けいれん剤で睡魔が襲っているのかウトウトとしていたので、俺も自分の布団で寝る事にしました。

それでもカルアの様子が気になり、夜中に何度も目が覚めます。

カルアが猫用ベッドにいなかったので探してみると、水飲み場の所にいたので、水が飲みたいのかと思い何度か飲ませてあげ、床の上に座ったままのカルアを撫でながら俺も床の上に寝そべりました。

その時俺はカルアと話をしました。もちろんカルアがしゃべる事は有りませんが、俺の言葉を聞いてくれていたと思います。

「カルア、痛くない?辛くない?何もしてあげられなくてごめんな。この先もお父さんが守ってあげるから、まだ死なないでな。でもカルアが苦しくて辛いなら頑張らなくてもいいからな」

と、俺はカルアに語り掛け、その後は朝方まで俺の布団で一緒に寝ました。

最期の生前写真

2019年4月28日

朝起きると、カルアは布団の中におらず、またもや水飲み場の所に座っていました。

この時口の辺りに少し血が付いていたので、ティッシュで拭いてやると血は止まっていました。

「カルア、お父さん仕事行ってくるから、今日も待っててな」

そう言って俺は仕事へ向かいました。

21時に仕事が終わると、俺はいつもの様に同僚と駐車場で少し話をしました。

カルアの容態を聞かれた際、

「口の中の腫瘍が酷くて、それが喉の方に広がっていて、このまま気道を塞いでしまったら死んでしまうやろうな…。でも今はまだ元気やから大丈夫やし、まだまだ生き続ける気がする」

と笑って言いました。その時は本当にそう思っていたのです。

同僚と別れ、帰宅したのは22時頃でした。

スーツを脱いで着替える為2階へ行くと、いつもならすぐにカルアが鳴きながら寄ってくるのですが、この日は一向に姿を見せません。

心配になり、着替えも途中のまま寝室のドアを開けると…

カルアが犬のゲージの前で倒れていました!

俺はすぐさま駆け寄りカルアを抱き上げると、その時にはもう体は冷たく息をしていませんでした。

「カルア!お願い死なんで!」

と、溢れてくる涙を拭う事も出来ず、俺はカルアを撫で続けました。

それでもカルアは息を吹き返す事は有りませんでした。

(なんで、何が起こったんや…)

俺はカルアをそっとカーペットの上に置き、辺りを見回しました。

布団の上は大量の血で赤黒く染まっており、カルア自体も血で毛が固まっている状態でした。

はっきりした死因は分かりませんが、恐らく出血多量による出血死だと思います。

ネットで出血死を検索すると、最期は意識が朦朧として死に至る為、苦しみはないと記載されて有り、苦しまずに死んだのなら良かったと思いましたが、意識が朦朧とする中、尿も便も布団の上で垂れ流し、最後は息絶えたと思いますが、きっと辛かっただろうにと思い、また涙が溢れてきました。

とにかく血に染まった体を綺麗にする為、カルアを風呂場に連れて行き、シャワーで洗いしている最中も、ずっと涙が止まらず、とにかく悔しくて、悲しくて、寂しくて、やり場のない思いで埋め尽くされました。

最後の最後に傍にいてあげられなかった事が、最大の後悔でした。

2019年4月28日、病気発覚から5ヶ月。

16歳5ヶ月でカルアは永眠しました。

ブログ100回記念!

カルアが虹の橋を渡ってから、俺はブログを始めました

カルアの生きた証を記す為、また同じ様に病気と闘う猫ちゃんを飼っている飼い主様へ、少しでも何かの役に立てないかと、ブログを書く事にしました。

それを仕事にしようとかは全く思わずに、ただただカルアの追悼の為記載しておりましたが、ブログを仕事にしている人もいると知り、ブログという世界に興味を持ちました。

その時思い出したのが、幼い頃からの夢である「物書きになる事」。

愛猫カルアの死が、もう一度俺に夢を与えてくれたのです。

この「そして、俺は今日を生きる」も、本日のブログが記念すべき100記事目となります。

3ヶ月と数日、1日1記事なので100日間書き続けました。

12時間労働の後に、毎日ブログを書くには正直しんどい日も有りましたが、絶対に諦めたくはなかったので、100記事を目標に今日まで書き続けたのです。

そして100記事目、俺は愛猫カルアの最期の記事を書くと決めていました。

その理由は、100記事書いてもブログを始めたきっかけをもう一度胸に刻む為です。

そしたら、また頑張れる様な気がしたから!

少しペースは落とすかもしれませんが、まだまだ頑張りますので応援よろしくお願いしますね!

カンファペット

コメント

  1. きざくら より:

    はじめまして。猫 扁平上皮癌でこの記事にたどり着きました。

    私の猫も顎に腫瘍があり、高齢のため検査はしていませんが扁平上皮癌だと思われます。

    ステロイドとサプリメントでなんとかQOLを保っていきたいなと頑張っているところですが、うちの子は舌にも影響が出てしまってお水も自分では満足に飲めない状態です・・・

    今は少しでもうちの子が楽に過ごせる情報がないかと探しているところです。最近コルディGを飲ませはじめたんですが、効いてくれれば良いなぁと。

    かかりつけの獣医さんに、これからいろんな症状が起こってくると思うと言われ、そんな時に見つけたカルアちゃんの闘病記、すごく参考になりました!

    普段コメントとかはあまりしないんですけど、実は私も一昨年愛猫の癌がきっかけでブログを始めたんですね。扁平上皮癌の子とは別の子で昨年虹の橋を渡ってしまいましたが・・・

    同じ様な状況でブログを始めたと言うことで思わず親近感が湧きコメントさせて頂きました!

    まあ、私はブログの方は去年グーグルアップデートで撃沈してからやる気を無くして、今は気絶状態なんですが(⌒-⌒; )

    ハードワークの中記事を書き続けてすごいなって思います。こらからも頑張って下さいね!

    あとカルアちゃん可愛かったです☆

  2. ryoryo より:

    きざくらさん、はじめまして!

    コメント有難うございます☆

    扁平上皮癌って、本当に恐ろしくて怖い病気です。
    進行も早く、ドンドン悪化していくのを、ただ見守る事しか出来ないのが、悲しくなります。
    でも、辛いのは猫ちゃんの方なので、飼い主は弱音を吐かずに最期の時までやれる事は全部してあげましょう。

    カルアが頑張って生きた証が、同じ病気で苦しむ猫ちゃんと飼い主さんの為に少しでも参考になれば、幸いです。

    同じ境遇で始めたブロガーとして、これからも仲良くしていただけると嬉しいです。(未だによく分からない事が多くて…)

    これからも宜しくお願いします。

タイトルとURLをコピーしました