どうも、性同一性障害(FTM:女→男)のRYORYO(りょうりょう)です!
俺の治療歴は、ホルモン注射(約20年)・胸オペ・改名済となります。
残念ながらまだ子宮・卵巣内摘・性別適合手術(SRS)はしてません。
現在44歳で今年(2021年)で45歳になります。
この歳になっても、まだ性別適合手術(SRS)をして性別変更をする事は諦めていません。
いや、本当もっと早い段階でしておくべきだったと後悔は有りますが、悔いても仕方有りませんので今後の事を考えていきましょう。
さぁ、今回はホルモン注射を打ち続けたらどうなるのか、変化はあるのかなど、ホルモン注射歴20年の俺が打ち始めと現在の変化の違いを徹底的に解説します。
ホルモン注射20年打っても変化はあるの?
俺がホルモン注射を打ち始めたのは、2000年の8月でした。
今から20年と半年程ですね。
『男として生きたい』そう決断して大阪へ移住し、水商売をしながら男性として生きる方法を集めていました。
当時一緒に働いていたニューハーフさんにホルモン注射の病院へ連れて行ってもらい、ドキドキしたのを覚えています。
そこから劇的に変化し、20年経過。
★ホルモン注射の変化については、下記をチェック↓↓↓★
では、ホルモン注射を20年打ち続けた現在も、身体的に変化はあるのでしょうか?
答えは「少しずつ変化している」です。
打ち始めの頃は、生理が止まったり、声が低くなったり、髭が生えたりと目に見える変化が嬉しかったのですが、20年打ち続けているとそれ程までに変化には気づきません。
本当に微妙に変化しているなぁと感じる程ですね。
では次に、それぞれの項目について見ていきましょう。
ホルモン歴20年で変化している事は?
いつ頃からか「生理止める為だけにホルモン打ってるなぁ」と思うようになりました。
時期ははっきり覚えてませんが、劇的な変化が感じられなくなっていきます。
では、打ち始めの頃と20年打っている現在の変化の違いを説明します。
※ただし、変化には個人差がありますので参考程度にしてください。
■投与の間隔
打ち始めから15年程は、2週間に1アンプル(125mg)
15年~現在は、3週間に2アンプル(250mg)
※俺はおしりではなく肩に打ってます。
①生理の停止
打ち始め:数ヶ月で生理が停止します。
20年経過:生理は止まったままですが、油断するとたまに生理が来ます。
②声が低くなる
打ち始め:これも数ヶ月で徐々に低くなっていきます。
初めは風邪を引いた時のように声がかすれたり、喉仏が出る人もいます。
20年経過:いつ頃からか全く変わりません。(もう少しイケボになりたかった)
喉仏は未だに出ていません…。
③筋肉増加・体格の男性化
打ち始め:確かに筋肉質になり、それに合わせて筋トレもしていました。
20年経過:もう44歳なので普通に筋肉は衰えてます(笑)
筋トレもせずダラダラしているので、普通にぽっちゃり体形です。
④体毛の増加
打ち始め:これも数か月後に徐々に髭が生えてきたり、すね毛や太ももの毛が濃くなります。
20年経過:顔の頬など毛穴があるところから髭が生えたり、太ももの内側から毛が生えたりと、少しずつですが毛が増えてます。
ただ、特に必要のない所に生えてくるのでちょっと迷惑です…。
⑤陰核の肥大
打ち始め:徐々に大きくなる陰核に自分でもビックリします。
形も男性器みたいな形になるし、興奮すると硬くなります。
20年経過:残念ながらある程度肥大すると止まります。
このまま肥大し続けないかなぁと期待しますが、そうはうまくいかないものですね。
⑥性欲の増加
打ち始め:もう中学男子生徒並みにムラムラします。
20年経過:ホルモン打って2~3日後に、中学男子生徒のようにムラムラします(笑)
これは単に俺が性欲が強いだけかもしれませんが、20年前からそんなに変わりません。
ホルモン歴20年で副作用はキツクなった?
変化の部分では性欲以外あまり変化は有りませんでした。
あとは頬の髭が個人的にはイヤです。
まぁ、個人差がありますので俺の20年間の変化はこんな感じでした。
では次に副作用について20年間投与したら何か変わるのかみていきましょう。
※ただし、副作用には個人差がありますので参考程度にしてください。
①皮脂分泌増加
打ち始め:脂性になり顔や背中にニキビが出来るようになります。
20年経過:スキンケア不足か歳のせいか、何も変わりません。
ニキビもたまに出来るので、皮膚科に通い続けてます。
②頭髪脱毛
打ち始め:特に気に留める事はなく、ふさふさでした。
20年経過:いつ頃からか頭頂部が薄くなってきました!
今はこれが最大の悩みってくらい、日々深刻化してます。
でもホルモン注射を辞めても毛が生えるわけではないとの事で、いい発毛剤を探し中!
③体臭の変化
打ち始め:男臭が出てきます。
20年経過:加齢臭が出てきます(笑)←これは年齢のせいでしょうね。
④精神不安定
打ち始め:これ、俺はほとんどなかったんです。
中には鬱病になったり、頭がぼやーっとしたり体調を崩す人もいます。
20年経過:20年間全くありませんでした。
⑤肝機能低下・血栓症
打ち始め:やっぱり体に薬を入れるので、内臓系や血液もそれなりにダメージを受けます。
打ち始めの頃は特になにも異常はありませんでした。
20年経過:会社の健康診断で『多血症の疑い』で、毎回引っかかるようになりました。
ホルモン注射を打っているので、血液がドロドロになってしまうからです。
これについては医師から仕方の無い事なので、水をいっぱい飲みなさいと言われ特に治療はしてません。
ホルモン注射を20年打つとどう変化するのか!?
さて今回は、ホルモン注射を20年打ち続けるとどうなるのか?についてみてきました。
打ち始めの頃って変わっていく体が嬉しくてたまりませんでしたね。
現在は本当に変化を求めるより、生理を止める為に打っている感じです。
特に目に見えて大きな変化はないので、この先SRSをしても打ち続けないといけないのでその習慣化みたいな感じだと思っています。
ホルモン注射を打っていると、途中でもう辞めようかなって悩む時期もありました。
生理は本当にイヤだけど、年齢と共に副作用(薄毛や血液ドロドロなど)の方が気になってくるからです。
でも、俺はやっぱり打ち続ける事を選びました。
それは、いつかSRSを受ける為です。
もしあなたが今ホルモン注射を打ち続けるか悩んでいるのであれば、この先SRSを受けるのかも考えて決断してくださいね。
ただ、一度辞めても再開は出来ますので、一時ホルモン離れをするのもいいかもしれませんね。
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