どうも、愛猫家のRYORYO(りょうりょう)です!
我が家は現在19歳のキジトラを1匹飼っているのですが、異常なくらいグルーミング(毛繕い)が大好きで、身が削れてもグルーミングし続ける『過剰グルーミング』をする猫です。
最近は年老いてきた為か、そこまで執拗にグルーミングする事はなくなりましたが、当時は1年程エリザベスカラーをつけたままの生活をする程でした。
治っては悪化の繰り返しで、一向に完治しない状態は約2年は続きました。
今、あなたも大切な愛猫の過剰グルーミングに悩んでいますよね。
痛々しい猫の皮膚、嫌がるエリザベスカラー、病院の薬が効かないなど、悩みはいっぱい有るハズです。
今回は俺と愛猫が闘いぬいた『過剰グルーミング』克服法について紹介します。
大切な猫ちゃんを守る為に一番大切なのは、根気強さです!
猫の過剰グルーミング:原因はストレス!?
まず、通常猫がグルーミングする理由はなんでしょうか?
大きくまとめると上記の3つとなります。
一日の大半を寝て過ごす猫ですが、起きるとトイレや食事、そしてグルーミング。
この流れがルーティンになっている猫は多いです。
暇さえあればグルーミングをしている猫もいますよね。
そんな猫の大好きなグルーミングですが、時としてその行為がいき過ぎる事が有ります。
それが『過剰グルーミング』です。
この過剰グルーミングの原因は『ストレス』
好きな時に寝て、好きな時に遊んで、何も悩みがなさそうに思える猫でも、人間と同じようにストレスを抱えているんです。
では、ストレスを抱える原因とはなんでしょうか?
猫がストレスを抱える事は、ありふれた日常の中でも多くあります。
あなたの愛猫が何にストレスを感じているか、よく考える事が大切です。
ちなみ我が家は数年前猫4匹と犬1匹を飼っており、その内2匹が過剰グルーミングをしていました。
1匹は野良猫育ちで猫も人間も嫌いな猫だったので、他の動物と仲が悪く恐らくそれがストレスの原因。
もう1匹は1番初めから飼っていた猫で、とにかく俺の事が大好きなんですが、俺が他の猫を可愛がるのがストレスだったと思います。(この猫が今もいる愛猫です)
過剰グルーミング症状
過剰グルーミングの原因がストレスで有る事が分かれば、次は症状をみていきましょう。
通常のグルーミングは体全体を舐めて綺麗にします。
でも一方の過剰グルーミングは、一部分をすごく舐めます。
その為、その部分の毛が薄くなったりハゲたり、それでもグルーミングし続けると皮膚が損傷し出血する事も有ります。
出血すると痒みを伴い、噛んだりして更に傷が広がる場合も有りますし、傷口から細菌が繁殖し化膿する事も有ります。
グルーミングを異常にしているようでしたら、一度体全体を確認して、毛が薄くなっている所や血が出ている所がないか確認してみましょう。
特に見えにくいお腹の辺りが一番多いかもしれません。
ちなみに我が家の猫2匹とも、背中とお腹が血だらけになっていました(汗)
過剰グルーミング治療方法
猫の過剰グルーミングがみられた場合は、すぐに処置しましょう。
症状が軽い場合は市販のエリザベスカラーや、猫用の服を着せてその部分をこれ以上舐めさせないようにします。
出血していたり化膿している場合は、動物病院で適切な処置をしてもらい、投薬などで様子見となります(エリザベスカラーは必須)
我が家の猫は動物病院へ連れて行き、抗生物質の注射をしてもらったところ、1匹は完治。
もう1匹はなかなか治りませんでした…。
エリザベスカラーは最初はとても嫌がりますが、猫の為だと思い外さないようにしましょう。
意外と数日したら慣れます。
ただ慣れると猫も使い勝手が分かるようになり、頭を動かす事でエリザベスカラーの先端が傷口に当たりカキカキ出来る事を悟ります。
更に上級者になると、エリザベスカラーをしていても体を上手に丸め患部を舐められるようになります。
実は我が家の猫が完治するのに時間が掛かったのは、猫がエリザベスカラーの使い手上級者になってしまったからです(笑)
では、薬も効かずエリザベスカラーでも対応できなくなった我が家の猫は、どんな治療を行ったのか紹介していきます。
過剰グルーミング、劇的治療方法!
我が家の猫はエリザベスカラー使い手上級者の為、普通の猫用エリザベスカラーでは無意味でした。
ではどうやって治療したのか失敗談も含めて紹介していきます。
①包帯で患部をグルグル巻き
病院からは特に塗り薬はもらえなかったのですが、人間用の「テラマイシン軟膏」を塗りガーゼをして包帯でグルグル巻きにしました。
ただ猫って本当に体が柔らかいのでいくらグルグル巻きにしても、体を曲げたりすれば次第に緩んでとれてしまいます。
首に回して巻いたり、しっぽや足に回して巻いたりといろいろと考えながら巻きましたが、どれも1日も持ちませんでした。
残念ながら、包帯作戦は断念。
包帯を巻くなら、くっつく包帯がオススメですよ(留め具要らずでピタッとくっつくのでGOOD
)
②猫用防護服を着させる
手術後や傷口保護用で猫用の服が販売されています。
我が家も術後服を購入し着させることで傷口の保護を試みました。
オーダーメイドで注文していざ着させることに成功!
でもすごくイヤだったんでしょうね。
翌朝には抜け殻だけが放置されていました(笑)
あまり締め付けるのが可哀想だと思い、少し緩めにしたのが失敗でした。
クリップなどでしっかりと固定しましたが、それでもやはり上手に脱ぐのでこちらも断念。
きっとちゃんと装着すれば問題ないハズですので、検討してみてくださいね。
③エリザベスカラー自作
包帯も防護服も失敗に終わったので、再度エリザベスカラーを装着する事にしました。
ただ先程も書いたように、普通の猫用エリザベスカラーだと首回りが小さい為、エリザベスカラーの幅も狭くなってしまうんですよね。
だから体を上手に曲げると、傷口に口が届いてしまう…。
これをどうにかする為に、エリザベスカラーの幅を広くする事を思いつき、自作でエリザベスカラーを作る事にしました。
作り方はすごく簡単です。
①100均でPPシート(プラスチックシート)とマジックテープを購入。
②PPシートの上に既存のエリザベスカラーを広げて、それより大きめに型取りをする。
③丸めて猫の首に装着し、サイズを調整する。
④PPシートをハサミで切り取り、両端にマジックテープを付ける。
⑤猫に装着する
我が家の場合、マジックテープがすぐに取れたので、最終手段でガムテープで止めてました。
PPシートは透明や半透明もあるので、その方が猫の視界も広がるのかぁと思ったりもします。
※エリザベスカラーの幅を広げる事で、食事や水を取り辛くなる猫もいますので、装着後は暫く様子を見てあげてください。
④湿潤療法
これは出血するほど過剰グルーミングしてしまう猫に対してですが、我が家の猫は薬でも一向に良くならず、見ていて痛々しい程でした。
通常のガーゼは包帯がすぐに外れるし、どうすれば傷が癒えるか、その患部を悪化させない為にどうするか悩みました。
で、その時思いついたのが「キズパワーパッド」
湿潤療法として傷を乾燥させずに湿潤させる事で、従来の消毒により治療よりも傷を早く回復させる方法です。
ただ、人間様なので猫にも使えるのか心配でしたが、取り敢えず貼ってみることに。
これがすごく効果が有り、皮膚が再生した頃合いを見計らって外した所、綺麗に治ってました。
幅広のエリザベスカラーと同時効果で、その後も舐めることなく綺麗に完治。
油断してエリザベスカラーを外すと、また過剰グルーミングするの繰り返しで、最後に完治してから半年はエリザベスカラーを付けたままにしたところ、それ以降流血する程のグルーミングはしなくなりました。
ただ「キズパワーパッド」が猫に使用していいものかは不明なので、やる時は自己判断でお願いします。
また、どうしてもテープの部分が毛についてしまうので、取る時はゆっくり少し毛をハサミで切りながら取る方がいいです。
流血するぐらい酷い時の対処方法!アレを使えばすぐに完治★
という訳で、アレの正体は『キズパワーパッド』でした!
メーカー毎に商品名が異なりますが、類似品でもOKです。
ただ先程も申しましたが、人間用でペットに使用していいかは不明なので(注意書きにもなし)、使用する時は自己判断でお願いします。
また、我が家の猫は完治しましたが、「湿潤療法」で悪化してしまう場合も有る為、様子を見ながら使用し、悪化する時はすぐに取って獣医に診てもらってください。
猫の過剰グルーミングはほとんどがストレスが原因なので、まずはそのストレスが何か、そのストレスを取り除く事から始めてください。
そして、治ったと思ってもまた過剰グルーミングする場合があるので、エリザベスカラーを外す際は酢完治してからも数ヶ月はそのままにしておきましょう。
冒頭で伝えましたが、過剰グルーミングとの闘いは長期戦です。
猫ちゃんの為に根気強く頑張りましょうね。
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