どうも、RYORYO(りょうりょう)です!
今、俺はフリーランスとして生きる為に仕事を辞めました。
でも、万が一生活が困難になった場合は、どこかで働くつもりでもいます。
ただ、もうすぐ45歳だし、その上『性同一性障害』ですから、就職先が見つかるか・・・。
だ、大丈夫です…。夢を絶対叶えてみせるので…(苦笑)
以前にも、性同一性障害の就職は難しい旨の記事を書きましたが、今回は、就職先の見つけ方~面接での質問される事などを中心に書いていきます。
『自分らしく働く』為に、出来る事をしていきましょう!
性同一性障害の就職・転職:求人探しオススメはハローワーク!
求人探しは、ハローワークでも、一般の求人誌やネットの求人でもなんでもOKです。
オススメはハローワークですね。
これが何故かというと、ハローワークは相談員(職員)に相談が出来る事。
同じような『性同一性障害』の人を担当された事があるかもしれませんし、応募する際に、企業にその旨を聞いてもらえるかもしれません。
まずは、ハローワークに行き、相談員へ自分が性同一性障害(男→女 女→男)を伝えた上で、自分が働きたい性別を伝えておきましょう。
※求人票には、必ず本当の性別を記載するように!!
その後、応募したい求人が見つかれば、ハローワークからその企業へ面接の日時を決める為、その場で連絡してくれます。
大切なのは、その時に「性同一性障害で男性(女性)として働きたいとの事ですが、問題ございませんか」と相談員から聞いてもらうようにしましょう。
その場で「受け入れられない」と断られた場合、気持ち的にはショックですが、元々受け入れる気がない企業なら、わざわざ面接に行って自分の事をさらけ出し、その上で落とされてショックを受けるよりも、手間も省けますし、ショックも少なくてすみます。
これを自分でしなくても、ハローワークの相談員が代わりに聞いてくれるので、ハローワークはオススメです。
他の求人誌やネット求人で、自分で応募する際も同様に先に言っておく方がいいと思います。
雇う気がない会社へ面接に行っても、言葉は悪いですが無駄です。
「面接に行ってありのままの自分を見てもらい、話が出来れば受かるかも」って思いますが、前職で面接担当をしていましたが、せいぜい30分前後の面接では、その人の本質なんて見抜けません。
履歴書に書いてある前職を辞めた理由や、その人のスキル、それから会社側の質問としては、うちの会社でうまくやっていってくれるのかを中心とした質問になりますので、どんなにアナタが素晴らしい方でも、受け入れる気がない会社では、そこは正当に評価してもらえないからです。
ただ、中には受け入れる気がなくても、熱意を認めて働かせてくれる会社も有りますが、本当にマレだと思いますので、まずは応募の際に伝えてみて反応を伺いましょう。
性同一性障害の就職・転職:履歴書の書き方!
応募した企業へ面接が決まった場合、事前に『履歴書』を用意する必要があります。
この『履歴書』ですが、今はPCで作成した履歴書でもOKとの事で、昔1枚1枚手書きしていた時代の俺からしていれば、なんて楽になったんやーって思います。
ただ、このPC作成と手書き、どちらがいいのかは正直分かりませんが、熱意が伝わるのは手書きですね。
そして『性同一性障害』の場合、どの様に履歴書を書けばいいのか迷う時が有ります。
氏名:本名を正しく書きましょう。
ゆくゆくは氏名の変更を希望されてる方も、ここでは本名です。
性別欄:「戸籍の性別」の方に〇を付けます。
自分が生きたい性別ではなく、戸籍上の性別になります。
本当、この性別欄無くしてほしい…。
写真:現在の自分の写真でOKです。
氏名や性別に合わせて、その性別に見えるようにしなくても大丈夫です。
現在生活している性別のまま、写真を撮って貼りつけましょう。
『性同一性障害』は記載しなくてもいいの?
これについては、絶対記載しなければいけないという事はなく、面接時にしっかり伝えるから大丈夫って方は記載しなくてもいいですが、記載しておいた方がいいと個人的には思います。
『履歴書』の一番最後の項目に『本人希望記入欄』というのが有りますので、
「私は性同一性障害者です。生まれた時の性別は女性(男性)ですが、現在男性(女性)として生活しておりますので、職場でも男性として働かせていただきたいと思っております。」
と記載しておけば、面接官に伝わるハズです。
その他にも、大学病院等で治療を受けている場合等、シフト制ではない会社で土日祝休み等休みが決まている会社は、事前に「治療の為、月〇回平日に公休をいただきたいです」等の記載もしておきましょう。
受かってから、そんな話は聞いてない等、トラブルにもなりかねません。
それから、『履歴書』に虚偽の申請は決してNGですので、氏名や性別欄はすごくイヤですが、本当の事を書いてくださいね。
性同一性障害の就職・転職:面接の受け方!
さぁ、『履歴書』が準備出来たら、後は面接日を待つだけです。
面接の服装
面接の服装については、現在生活している性別の服装でOKです。
女→男の場合:スーツにネクタイが基本。髭は剃って髪の毛も整えておきましょう。
男→女の場合:スーツが基本。ピアスやネイルは取っておき、髪の毛も出来れば茶髪はやめましょう。
これは、一般の男女と同じです。清潔感のある服装で社会人としてきっちりとしておきましょう。
面接の仕方も、一般の男女と同じですので、挨拶をしっかりとする事や、相手の目を見てハキハキと自分の意見を答えましょう。
『性同一性障害』における、よくある面接の質問
①前職や学生時代は、どちらの性別で働いていた(通っていた)のか?
これに対しては、素直に答えてください。
もし、元々の性別で働いていた(通っていた)場合は、その理由とその時の苦痛なども加えて説明してください。
②いつからそうなったのか?
これはプライベートな事ですが、結構聞かれたりします。
これも正直に答えてください。例えば、1ヶ月前に性同一性障害だと気づいたとしても、その理由と一緒に答えれば大丈夫です。
③現在治療は受けているのか?
例えばホルモン注射を受けており、3週間に1回病院へ行っているなど、治療について説明していください。
後は胸オペ済みや、性転換済みの場合も話しておくといいでしょう。
④更衣室やトイレはどちらを使用するのか?
現在生活している性別を答え、例えノンオペでも問題なく更衣室やトイレを使用している事を伝え、どちらの性別の更衣室を使用したいのかを明確に答えてください。
⑤生活・仕事をする上で不便な事はありますか?
これ本当ならいっぱい有りますが、仕事する上でここが不便と伝えると、採用に大きく左右される可能性があるので、最低限な事だけ伝えましょう。
ちなみに俺は「自分自身では特に有りませんが、もし周りの方に迷惑等お掛けする事がございましたら、その時は自分でも改善出致します」と答えました。
⑥職場内に公表しても問題ないですか?
これは自分次第なので、あまり知られたくない場合は非公表、問題ない場合は公表の意志を理由をつけてせつめいしてください。
面接時、自分から伝えておくべき事
面接官によっては、上記の質問等はされない場合が有ります。
その場合は、「質問等は有りますか?」と聞かれた際に、最低限伝えるべき事を伝えましょう。
・治療について
通院などで会社を休む場合が有る時は必ず、現在受けている治療を伝えておきましょう。
・更衣室やトイレ
どちらの性別の更衣室・トイレを使用するのかも伝えておきましょう
・本名について
会社内で本名(下の名前)が表記されるのはイヤな場合は、その旨を伝え、今生活している別名があればそれを職場内で使用できないか確認しておきしょう。
「氏名についてですが、本名は混乱の元となる為、ゆくゆくは「○○」に裁判で変更する予定ですので、職場では「○○」を使用させていただけませんでしょうか」
もちろん公的は物、例えば保険証や年金手帳等は、本名でなければいけないので、タイムカードや更衣室のネーム等、社内で使用する物がフルネームの場合のみ、使用させてもらえないか聞いておきましょう。
性同一性障害の就職・転職:受け入れてくれる会社はきっとある!
以前の記事でも書きましたが、俺は『性同一性障害』という理由だけで、何社も不合格にされました。
・どう扱っていいのか分からない
・前例がない
・トイレが問題(外仕事の場合)
などなど、全部突っ込みたくなるような言い方をされた事も有ります。
でも、それでも俺を雇ってくれた会社もあるので、諦めたら終わりです!
絶対、受け入れてくれる会社はあるんですから!!
それと、俺も一時期「こんな俺では雇ってもらえない」とネガティブ思考に陥りましたが、『性同一性障害』をハンデに思う事はないんです!!
以前、他の人の記事を読んだ時に「人目に付かない職種」を紹介されている記事を見かけました。
本人がバレたくない等の気持ちがあるならそれでもいいかもしれませんが、『性同一性障害者』は人目に付いたらダメなのか?ってちょっとイヤな気持ちになりました。
確かに、受け入れてくれない会社・企業も多いですが、逆にハンデだと思っているのは自分だけで、会社や企業は1人の人間として見てくれる所もあるんです。
だから、自分が働きたい職種・企業にドンドン応募していきましょう。
ただし、本当に『性同一性障害』としての就職・転職は厳しいので、挫けず頑張ってください!!
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