性同一性障害の就職は超難関!ありのままの自分を受け入れてくれる会社はあるのか?

性同一性障害

どうも、RYORYO(りょうりょう)です!

俺は今、普通の会社員として働いています。

もちろん男性として働いてます!

でも、今までいろいろな仕事をしてきましたが、本当に就職活動は大変でした。

俺の場合は履歴書の最後の「本人希望記入欄の箇所に、性同一性障害です。男性として働くことを希望しますと記入してました。

もちろん他の理由もあるかもしれませんが、書類選考で落とされる事も有り、面接でも事情を話すと難しそうな顔をされる事も多々有りました。

そんな、性同一性障害者の就職活動の事情について記載します。

性同一性障害就職:仕方なく戸籍の性別で働くのは精神的苦痛!

ベンチで顔を覆って悩むサラリーマンの写真

まだ性同一性障害の認知度が低い頃、何社も面接を受け、断られた事が有ります。

性同一性障害者に限った事ではないですが、本当何社も断られると心が折れます。

あまりにも就職が決まらず、でも生活する為にお金を稼がないといけないので、俺はイチかバチか「戸籍の性別(女性)」として応募し、面接も合格しました。

男性物のスーツで面接に行きましたが、なぜか採用されたので不思議でしたが、とにかくやっと就職が決まって安心です。

ただ見た目はほとんど男性なので、ボーイッシュの域を超えているとは思いますが、女性として会社に通い、更衣室もトイレも女性用を使用しました。

ただ、これが本当に苦痛でした。

まず、更衣室やトイレに入ると、先に中にいた女性が驚きます。それを普通に挨拶で交わし着替えをするのですが、ホルモン注射を打ち、男性として生活しているので、すね毛も脇毛も生えっぱなし…、見られない様にコソコソと着替えなければいけません。

周りからはヒソヒソと何か言っているのが聞こえてきますが、聞こえないフリをしました。

仕事は工場の流れ作業だった為、特に問題なく働けましたが、ただただ、毎日毎日精神的に苦痛で耐えられなくなり、結局正社員になる前に辞めてしまいました。

男性として生きると望んだのに、やはり再度女性として働くのは何か違うと感じたからです。

それからまた、何社か面接を受けました。

「前例がないから」と断られた事も有ります。

なら、これを機に前例を作ればいいじゃないですかー

って言い返したい気持ちをグッと堪え、途中からは「前例を作ろうとしない、受け入れる体制もない会社ならこちらも勘弁」と思うようにし、気持ちを入れ替える事にしました。

性同一性障害就職:性別ではなく、中身を見て欲しい!

左側に〇、右側にバツが書かれた中央で女性が両手を広げてどちらを選択するか問いかけている写真

なかなか就職できず、とうとう正社員を諦め、アルバイトで食いつないだ事も有り、アルバイトの場合、保険等がなかった為、女性で有る事を隠して働いてました。

※履歴書が不要な所で、特に性別を言わずに働ける所でしたので、虚偽の申請をした訳では有りません。

働くことは好きなので、真面目に一生懸命働きます。特に男性には負けたくないので、その分目一杯働きます。

だから性同一性障害として見るのではなく、1人の人間として中身を見て欲しい

面接の数十分では分からないかも知れませんが、1ヶ月だけでも試用期間として働かせてくれれば、会社に役立つ人材と分かってもらえるのに…と、そんなことばかり考えてました。

性同一性障害就職:受け入れてくれる会社はきっと有ります!

男性同士が握手している手だけアップした写真

今の会社に面接に伺った時、自分の事を正直に話し、面接担当者の方が「そんな事は問題じゃない」と仰って下さり、無事入社する事が出来ました。

それまで何社受けたのかは分かりませんが、それもまたこの会社へ巡り合う為の試練だったのかもしれません。

今は性同一性障害の認知度も上がり、受け入れてくれる会社も多くなっていると思います。

ありのままの自分を受け入れてくれる会社はきっと有ります!

だから諦めないでくださいね!

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