【労災保険】知らないと損する!労災の解説と労災隠しの実態!

仕事

どうも、RYORYOです!

俺は若い頃、トラック運転手をしていた事が有ります。

毎日いろいろな地域に行ける事が楽しかったのですが、仕事中に右膝の靭帯を損傷し、入院→手術→リハビリで、全治6ヶ月から1年と診断されました。

当時23歳の俺は「労災保険(以下「労災」)」についての知識は全くなく、会社に指示された通りに答え、手術代を含め治療費も全額親に出してもらいました。

先程も記載しましたが「仕事中に起った怪我」です。本来なら労災が適用されるはずが、無知のあまり会社に「労災隠し」をされてしまったのです。

労災について簡単に解説し、労災隠しの実態を暴露します。

労災保険(労災)とは?

「労災」って言葉は耳にした事があると思いますが、その内容を把握している人ってそれほど多くはないと思います。

会社の経理をされている方は詳しいかもしれませんが、一般社員にはどの保険がどんな目的で何をした時に支給されるのかなんてよく分かりません。

難しい専門用語は俺にもピンとこないので、出来るだけ分かりやすく解説します。

■労災保険とは

正式名称は「労働者災害補償保険」と言います。

労働者が通勤中または、業務上の理由により病気や怪我をした場合に、国から保険金の支給が行わる制度です。

■労災の加入手続き

自分が「労災」に加入しているのか分からない人いますか?

恐らく給料明細にも「労災保険料」という記載がない事から、自分は加入してないのではと思ってませんか?

この「労災」については、労働者が直接加入するものではなく、また労働者が保険料を支払う必要は有りません

労働者を1人でも雇っている会社は必ず加入する義務が有り、その保険証は全額会社が支払います。

この労災適用者は、正社員のみではなく、パートやアルバイトも含め、給料をもらって働いている人全員です。

■労災の適用

労災の支給対象は「業務災害」と「通勤災害」の2つに分類されます。

業務災害

仕事中に怪我をしたり病気になった場合を「業務災害」と言います。

例えば「機械に手を挟まれた」「仕事中に廊下でこけて骨折した」など、これらは労災の適用となります。

ただ、業務が原因ではない怪我や病気、「休憩中に遊んでいたら怪我をした」などは、例え会社内でも業務とは関係ない怪我なので、労災は適用されません。

また営業などの外出先で事故にあった場合は、会社外ですが業務上に起きた事故なので、労災が適用されます。

業務上の病気については、業務を行う事が原因でストレスになるなどの「うつ病」「精神疾患」も労災と認められる可能性がある。

【通勤災害】

通勤中に怪我をしたり病気になった場合を「通勤災害」と言います。

自宅と会社の往復路・仕事現場から次の現場への移動・単身赴任先から自宅へ帰省する場合などが適用にあたります。

会社帰りに食事してから自宅に向かう途中で事故を起こした場合は適用外となりますが、「買い物」など生活に必要な最低限の範囲なら適用されます。

■労災の申請

業務災害・通勤災害のどちらかで怪我をしたり病気になった場合は、自分で労働基準監督署へ申請する必要が有ります。

加入は会社がしていますが、会社は協力してくれるだけですので、申請を忘れずに行いましょう。申請方法が分からない場合は労働基準監督署へ問い合わせてください。

■労災支給額

入院などの治療費…全額支給

ただし支給されるまでは一時的に自分で立替しないといけません。

ここで中が必要なのは、健康保険証は労災では使用出来ない為、一時的に支払う際に健康保険証を使用しないようにしましょう。もし使用してしまった場合は、後々の手続きが面倒になります。

休業中の補償…病気や怪我で業務が出来ず、入院などで休む場合は、休んだ4日目から給料補償が国から支払われますが、給料の全額ではなく8割程度支給となります。

労災隠しとは?

上記で説明した様に、会社は労働者を1人以上雇う場合は労災加入する義務が有り、業務上あるいは通勤中に怪我をしたり、病気になった場合は、労災が適用されるようになります。

労災の支給(給料補償含む)は、国が支払ってくれますので、会社にとっては特に痛手はないはず…。ではなぜ「労災隠し」が行われるのでしょう?

■労災隠しとは

労働災害が起きた際に、労働基準監督署へ報告しなかったり、申請の際に虚偽の報告をすることで、「労災」が適用されない様に隠す事です。

■労災隠しの原因

①保険料が上がってしまう

従業員20名以上の企業は、保険が支払われると保険料が上がってしまう為、隠す。

②労働基準監督署の監査が入る

怪我の仕方や状況によっては、労働基準監督署の監査が入る場合が有り、長時間勤務等のブラック企業は隠す。

③手続きが面倒

いままで労災を申請した事がない企業は、手続き方法を1から調べたりするのが面倒な為、隠す。

④イメージ低下

よくテレビで「大企業の社員が過労死」など見かけますが、そういったブラック部分があからさまになり、世間からのイメージが悪くなる為、隠す。

労災隠しの実態を暴露!

少しは「労災」について理解していただけましたでしょうか。

要は労働者が出勤から帰宅するまでの間に起った事故などによる怪我は、労災の適用がみなされます。(私的の理由を除く)

俺が右膝を怪我した時の状況は、その日の積み荷を降ろし、翌日運送予定の荷物を工場へ受け取りに行き、そのままではトラックの荷台から荷物が落ちる為、ロープなどで固定し荷物を守るシートを被せ荷台から飛び降りた時に、「バキバキバキ」とすごい音と共に靭帯を損傷。

その日は何とか家に帰り、翌日膝が腫れて歩けない状態だった為、仕事を休んで病院へ行き、「右膝前十字靭帯損傷」と診断されました。

診察が終わると膝を固定する為、足首から太ももの付け根までガッツリギプスで固められ、車の運転は無理でしたので、母親に会社まで乗せてもらい状況を説明しました。

その日から休みをもらったので、家で安静にしていたところ、会社の経理から電話が有り、

今から保険について電話が入るので、家で怪我した事にしてください」と。

俺が理由を伺うと、

会社で怪我したとなると、健康保険が使えなくなるので全額負担になりますよ。これから治療費が掛かるので全額負担は大変でしょう?休みの日に家で怪我した事にすればいいので、そう言ってください

と、一方的に言われ(全額負担は困るなぁ、でも家で怪我したって嘘付いていいのかなぁ)と誰かに相談しようかと思いましたが、経理からの電話を終えた直後にすぐ状況確認の電話が有りました。

仕方なく言われた通り、休みの日に家で怪我をしたと虚偽の報告をしました。

その後日、会社から電話があり「仕事どうする?完治してもトラック乗れんやろう?一度会社へ来て話をしよう」と言われ、事実上退職へと追い込まれたのです。

2ヶ月分の給料補償(疾病手当)と、20万円の賞与で手を打たれてしまいました。

無知な23歳の小娘(その時は女性として働いてました)が、まんまと騙されてしまったのです。

この会社の「労災隠し」の事実を知ったのは、同時期に入院した同じ怪我の男性から「労災」について詳しく教えてもらった事で発覚しましたが、既に俺自身も虚偽の申請をしてしまった手前、泣き寝入りするしか有りませんでした。

労災を知らないと損をする!

今思い出しても、あの運送会社には腹が立ちます。

会社名を出して公表したい位ですが、俺も大人なのでやめておきしょう。

恐らく勤務時間がドライバー全員毎日15時間以上だったので、監査が入って営業停止になる事を恐れたのだと思います。

でも、無知な自分にも非があるので仕方ないと諦めます。

大体の会社はしっかりと「労災」を申請してくれるはずですが、万が一業務上の病気や怪我で会社から「会社が治療費を全額負担するから、申請しないで欲しい」や「一旦健康保険証を使って」と言われた場合は「労災隠し」を疑って下さい。

長年働いた会社なら、会社に迷惑かけたくない気持ちも分かりますが、国からの支給制度を隠蔽=社員を守らない会社になってしまうので、それは別と割り切って考えてください。

もし悩んでいる場合は、直接労働基準監督署へ相談するか、弁護士等へ相談してみてもいいと思います。

知らないと損しますので、なんとなくでいいので把握しておいてくださいね。

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