どうも、RYORYOです!
怪我や病気って、部位に関わらず本当に嫌ですよね。
俺は以前「膝蓋骨反復性脱臼」(膝の皿が外れる病気です)が癖になり、手術を行いました。その後、皿が外れる事はなくなり、平穏な日々を過ごしていました。
ですが、「膝蓋骨反復性脱臼」から3年後、更におれは靭帯を損傷する怪我をしてしまい、またまた手術の為に入院する事になりました。
今回は「膝の前十字靭帯損傷」について解説します。
前十字靭帯損傷:原因と症状
俺が前十字靭帯を損傷した原因は、トラック運転手をしていた時にトラックの荷台から降りた時でした。
4tトラックでしたので、荷台が高くいつもの様に飛び降りる感じでポンっと降りた所、
「バキバキバキッ」
着地と同時に右膝から凄い音とがし、直後に激痛!
でも、この感じは膝の皿を脱臼した時と同じ感覚でしたので、(あぁ~再発した)としか思わず、痛みが引いてから事務所へトラックを戻して家へと帰りました。
翌日の荷物を降ろす先は2時間程の所で、朝4時に起きた所、右膝が腫れて痛みも有り、歩くのが困難な感じになっていたのです。
住宅機材の配送で手降ろしが有る為、この状況では働けないと判断し配車係へ電話し会社を休ませてもらいました。
朝から病院へ行き検査をしてもらうと、
「前十字靭帯が伸びきってしまっているので、暫くギプスで固定してから検査入院しましょう」
と医師から言われ、足先から太ももまでギプスで固定し、 余儀なく松葉杖生活をさせられるこ事に…。
これが、俺の靭帯損傷から再建術までの長い闘病生活の始まりでした。
■前十字靭帯損傷の原因
前十字靭帯損傷する原因で多いのはやはりスポーツですね。
膝の外側からタックルを受けた時や、ジャンプする際に踏み込んだ時、ジャンプの着地時などがあげられてますが、膝に力が加わる時、いつもと少し違う角度や捻じれた時などに起るようです。
なので、スポーツに限らず階段の昇降時に起る人もいるそうなので、いつどのタイミングで損傷してしまうかは分からないのが怖いですよね。
■前十字靭帯損傷の症状
損傷した時は、先程俺の実体験を述べましたが、本当に「バキバキバキッ」って感じなんです。
決して過剰表現ではないですよ!
よく「ブチッ」って切れた音で表現されますが、恐らく実際に体験された方しかこの表現は分からないと思います。何回も言いますが俺の場合は「バキバキバキッ」でした(笑)
で、その不吉な音がしたと同時に、膝に激痛が走ります。
激痛の表現は難しいですが、膝を抱えてうずくまる感じです。ちょっと涙が出ます。
※損傷時の音や痛みは個人差も有りますので、参考程度にしてください。
激痛は時間と共に治まりますが、関節内から出血が起こる為、膝が腫れてきます。
俺の経験上、この腫れている時は膝に痛みが有り、歩きづらい状態になりますが、病院で血を抜いてもらうと、数日で膝の痛みは治まります。
ただこの血を抜くのが、これまたとてつもなく痛い!(俺は痛みにめっぽう弱いので…)
前十字靭帯損傷:治療方法
俺の場合は、ギプスで固定して1ヶ月後に検査入院をして内視鏡で膝の中の状態を診てもらいました。
本来はMRIで分かるのですが、 以前皿の脱臼で手術している関係も有り、また靭帯が切れたのではなく「伸びている」状態だったからです。
検査手術が終わると、やはり靭帯が伸びきっており機能していない状態と診断されました。
この時俺が医師から説明を受けた内容は以下となります。
・手術をしなくても日常生活を送る事は出来る。
・ただスポーツや膝を酷使する仕事をする場合、20年後位には車椅子生活になってしまう場合も有る。
・手術をする場合、長期入院とリハビリをする事になり、半年から1年は仕事が出来ない。
・俺の場合、以前の皿脱臼の手術の際に、今回必要な「膝蓋腱」を使ってしまったので、太ももから足首に掛けてある筋を使用する事になり、手術も長時間で傷跡も大きくなる。
これは俺の場合なので、今の技術を用いればもっと違った診断になっていたかもしれません。
当時23歳の俺は取り敢えず親にも相談しました。だって1年近く働かないのですから、入院費や生活費も有りません…。
そして、出した結論は「手術を受ける」事でした。
■前十字靭帯損傷の治療
【保存療法】
高齢者や仕事などで長期休暇が取れず、すぐに手術出来ない場合は、膝周辺の筋肉強化指導や、膝くずれ等を起こさない様、膝の安全な使い方の指導などを行います。
一度損傷した靭帯は自然に回復する事はなく、損傷したまま生活していると膝全体を壊してしまう恐れが有る為、手術を薦められます。
【手術療法(前十字靱帯再建術)】
切れた靭帯の代わりの腱を自分の膝の周辺にある腱を用いて、前十字靭帯の付け根である「すねの骨」と「ふとももの骨」にトンネルを作り、そこに腱を通して先端を金属で固定します。
使う腱は太ももの裏側の「半腱様筋腱」や「薄筋腱」・「膝屈筋腱」 、膝の前にある「膝蓋腱」等を使います。
手術は最小限の切開で大きな合併症がない「関節鏡視下(かんせつきょうしか)」で行われる為、傷も小さいので安心です。
入院期間は病院や術式によっても異なりますが、最短で1週間~1ヶ月程で退院となります。
※その後リハビリで通院しなければいけません。
■手術体験談
上の手術の方法は傷口が小さな「関節鏡視下」ですが、俺の場合は一度膝を手術している事も有り、前回と同じ様に膝を20cm程切開しました。
手術の説明時「膝蓋腱」は以前の手術で使ってしまったとの事でしたが、まだ使える位残っていたとの事で、足首から太ももの腱は使わずに済みました。
だから傷跡は以前の手術の時のままとなり、当時は女性の姿だった俺の為に、傷跡が綺麗になる様にと、医師が綺麗に縫ってくれました。
ちょっと毛がボウボウで汚いですが、傷跡の写真も載せておきます。
ちなみに俺の入院期間は3ヶ月でした。いやぁ実に長かった!
前十字靭帯損傷:リハビリテーション
手術が終わると経過を見てリハビリが始まります。
前十字靭帯損傷再建術後、スポーツが出来る程に復帰するのには8ヶ月~1年程掛かると言われています。
病院のリハビリによっても異なりますが、まず術後は膝を固定する装具を装着します。
これはオーダーメイドで自分の足に合った装具を入院前に作ってもらいました。
金額は忘れましたが、数万円はしました。
その装具は膝の曲げ伸ばしの角度を変えて固定が出来るので、寝ている時についうっかり膝を曲げてしまったという事が出来ない装具となっています。
もちろん曲げ伸ばしの角度は理学療法士と医師の指示に従って、徐々にリハビリしていきます。
ただ、これが思ったより大変で、曲がらないし伸びない…。
膝を自動で曲げさせる専用の機械で曲げたり伸ばしたり、理学療法士の先生が手で曲げたり伸ばしたりするんですが、とにかく痛い…、膝が破裂するのではないかと思う位でした。
退院の目安が「正座が出来たらOK」と医師に言われ、何かの拍子に足を付いてしまうと、また再発してまう危険性があるとの事で、3ヶ月間外出許可ももらえない程でした。
膝の曲げ伸ばしと同時進行で、リハビリ室にある機械で足上げや、階段を使っての歩行練習もやり、膝がある程度曲げられるようになると、自転車漕ぎのマシンでもリハビリを行いました。
手術から3ヶ月後、正座も出来る様になり、まっすぐ膝を伸ばす事も出来たのでようやく退院。
でもこれで終わりではありません。
その後も通院してリハビリに通い続ける事、半年。
ようやくリハビリが終了となりました!(俺の場合は、スポーツをやっている訳ではなかったので、日常生活が普通に送れるようになった程度で終了です)
前十字靭帯損傷:20年経っても痛みはあります!
あれから20年の月日が経ちました。
傷跡は薄くはなりましたが、まだ膝に残っています。
本来なら手術から1年後に、腱を固定した金属を抜く予定でしたが、当時の仕事の関係で病院にいけず、20年経った今も膝の中に金属が残っています。(医師からは問題ないと言われました)
前十字靭帯損傷再建術をして良かったと思いますが、未だに雨の日には痛みますし、歩きすぎた日は膝が痛くて眠れない時もあります。
この歳になると走る事やスポーツはほとんどしないので、特に問題なく日常生活はおくれておりますが、仰向けで寝る時は膝の下にクッションを置かないと寝れません。
膝って本当に体にとって大事な部分なんですね。
特に激しいスポーツをされている方は、膝を傷めないようにと願います。
コメント
Ryoちゃんのケガを聞いたら、アタシの酔っ払って足を骨折したのが可愛くみえてきた(笑)
けど、もぅ年なんやけん、ケガには気を付けてなぁ♪
それと、題名が猫になってるょ!!
昔の様に、アタシがしっかりメールチェックしようかぁ?(笑)
ウエストさん、いつもすぐにコメントありがとう!
題名の所、修正しました!
ブログ投稿する前に、「チェックお願いします」って呼びます(笑)
いや、俺よりもウエストさんが酔った方が怪我する確率高いですから(笑)