どうも、RYORYO(りょうりょう)です!
我が家には19歳の愛猫:ミルクがいます。
その愛猫:ミルクなんですが、春頃からおねしょ?する様になってしまい、初めは寒いのかと思ってましたが、夏場も治らなかったので、恐らく老化によるものだと思います。
でも、もしかすると何か病気の可能性もあるので、今回は、老猫の尿失禁について、その原因と大作方法を記載していきます。
老猫尿失禁:症状と原因
猫は犬のようにトイレトレーニングをしなくても、飼い始めから猫砂を入れたトイレを用意しておくと、毎回そこで用を足してくれるようになります。
これは猫の性質上、用を足した後、砂を掛け臭い等を隠す性質があるからです。
でも、時にはトイレ以外で粗相をしてしまう事も有り、これには何らかの原因がありますので、まずはそれぞれの症状をみていきましょう。
尿失禁の症状
『尿失禁』といっても、猫によってその症状は異なります。
アナタの愛猫の症状に当てはまるものはありますか?
・トイレ以外で尿をしてしまう
・トイレ後、ポタポタと垂らしながら歩く
・トイレに辿り着く前に尿を出してしまう
・普段からポタポタと垂れ流す
・寝ている時に尿漏れする(おねしょ)
これらの症状を含め、何が問題になっているのか原因を探っていきましょう。
尿失禁の原因
■トイレが汚い・トイレが気に入らない
猫はキレイ好きな為、トイレに排出物が残っていたり、汚れているとトイレで用を足さない猫もいます。
また、猫砂を新しくすると、肉球の間に挟まるなどから、トイレで用を足さない神経質な猫もいます。
その他にトイレが小さいや、フチが高いなど、猫にとってはトイレ自体が気に入らない為、トイレ以外でオシッコしてしまう猫もいるようです。
ちなみに俺は昔、トイレ掃除を怠っていると、嫌がらせのように布団の上でオシッコされた事が多々ありますので、飼い主の責任として、しっかりとトイレ掃除してあげてくださいね。
■スプレー行為(マーキング)
これは尿失禁と言うよりも、わざと自分の匂いを付ける為の行為ですが、主にストレスを感じている時や、発情期に見られます。
■膀胱炎
老猫になると、関節の痛みや衰えによりトイレに行くのが苦痛となり、オシッコを我慢する猫もいます。
そうなると、尿道から入った細菌が炎症を起こし膀胱炎となり、オシッコをすると痛みが生じる為、尿漏れしてしまう事があります。
特に高齢のメス猫には多いので、しばらく続く様であれば動物病院で診察を受けてください。
■腎不全(慢性腎不全・急性腎不全)
腎不全の原因はウイルスの感染などいろいろ有りますが、元々腎臓が強いとされる猫も、年を重ねる毎にその機能は徐々に低下していきます。
腎臓の機能が低下すると、通常尿として排出される毒素が、正常に排出されずに溜まってしまう病気になります。
この為、水を多く飲み、トイレの回数が多くなる「多飲多尿」になり、尿漏れを起こす事が有ります。
臭いも色も薄い尿が出ます。
腎不全は高齢猫に一番多い病気ですので、病院で治療を行ってください。
■糖尿病
細菌は糖尿病になる猫の割合は低下していると言われてますが、それでも糖尿病になる猫はいます。
特に肥満な猫だったり、水を多く飲み、尿の量も多い様であれば、尿漏れをする可能性も有ります。
インスリン投与など投薬治療をする事で改善できるでしょう。
■尿路結石
尿管、尿道、膀胱などに結晶や結石が生じ、これに伴い、うまくオシッコが出来ずに尿漏れする事があります。
また、完全にオシッコが出なくなり、急性腎不全になり尿毒症を引き起こす可能性もある為、十分注意が必要です。
■老化
高齢の猫になると、関節痛などから歩行も困難になる、トイレに行くのがおっくうになる猫もいます。
また、尿道周辺の筋肉も衰える為、尿が出ている事が分からず尿漏れしてしまう事もあります。
特に高齢の猫になると、認知症を併発する猫もおり、トイレの場所を忘れて失禁する猫もいます。
老猫尿失禁:対策方法
俺もそうですが、原因が様々有り、我が家の老猫の尿失禁が直接どれに関係しているのか、未だに分かりません。
なので、出来る対策を出来るだけしてあげる事が大切となります。
■猫用トイレの見直し
猫が快適に用を足せるように、猫砂やトイレの広さ、フチの高さなども考え直しましょう。
猫用トイレも今では様々な形が有りますので、飼い主の好みよりも猫が使いやすい物にしてあげてください。(俺も猫1匹ですが、ワイドタイプの猫用トイレに変えました)
また、出来るだけこまめにトイレ掃除をしてあげてください。
猫のトイレ掃除が忙しくて頻繁に出来ない方は、全自動の猫トイレも有りますので、ちょっとお高いですが、ご検討ください。
これ、俺も本当に購入しようか迷ってます!!
■ストレスの軽減
猫のストレスの原因は様々で、口に出して言ってくれる訳ではありませんので、出来るだけ軽減してあげられるようにしてください。
・部屋の温度を快適に過ごせる温度にする。
・一緒に遊ぶ時間を設ける。
・ブラッシングや撫でるなどする。
・猫が好みの食事を与える など…。
■病気の場合
腎不全などの病気になると、命に関わる危険性がある為、自分では対処できない、もしくは原因が分からない等あれば、すぐに動物病院へ連れていきましょう。
猫は我慢強い生き物ですが、尿漏れなど何かしろサインは出ているので、手遅れにならないように普段の行動と違う時は、より一層注意が必要です。
・多飲多尿
・嘔吐下痢
・食欲の低下
・ぐったりしている など…。
■老化の場合
高齢な猫なら仕方のない事ですが、ターミナルケアも考えながら、老猫が一日でも長生きしてくれる環境を作ってあげましょう。
俺は、関節が弱くなった愛猫の為、足をマッサージしてあげてます。
老猫尿失禁:尿漏れ対策
それでも尿失禁をしてしまい、布団やカーペットのシミ・臭いが取れず困っている場合について、尿漏れについて対策方法を教えます。
■ペットシーツ・防水シーツを敷く
これが一番簡単な方法です。
猫用のベッド、あるいは一緒に寝ている場合は布団の猫が寝る部分にペットシーツを敷き詰めてください。
俺は毎日猫と一緒に寝るので、敷き布団の上に人間用の防水シーツ(赤ちゃん用や介護用)を敷き、その上に普通のシーツを敷いてから、更に猫が寝る場所一体にペットシーツを敷いてます。(上の写真参照)
このペットシーツはダブルワイドサイズ(新聞紙を広げたくらい)で使い捨ての為、格安な物で大丈夫です。
■ペット用おむつ
尿漏れが頻繁で起こるようなら、おむつを履かせるのもいいと思います。
ただ、猫は服とかあまり好きではないので、おむつも自分で脱いでしまう可能性があります。
お試し用も売ってますので、まずはちゃんと履いてくれるか確認するのもいいでしょう。
老猫尿失禁:いつまでも長生きしてくれるように!
老猫になると、「おねしょ」や「尿漏れ」による尿失禁をしてしまうのは仕方の無い事です。
だから俺も初めの頃は、原因も分からずただどうしていいのか頭を悩ませるばかりでしたが、ペットシーツなどの対策を行い、尿漏れしてもペットシーツを取り換えるだけなので、特に問題なく過ごせております。
ただ注意としては、老猫が尿失禁しても決して怒らないでください。
猫も悪気があった訳ではなく、何か原因があって粗相してしまったのですから。
特に我が家の愛猫のように、恐らく猫本人も気づかない内にお漏らししているので、「またしてしまったんやな」ってくらいに思う様にしてます。
老猫になると、この先あとどれくらい一緒にいられるのか分かりません。
俺も正直怖いです。
でも1日でも長生きしてくれるように、飼い主の責任として、また家族の一員として、出来る事はしてあげましょうね。
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