【猫】扁平上皮癌扁平上皮癌奮闘記~愛猫カルアと共に闘い抜いた5ヶ月~第6章

どうも、RYORYOです!

扁平上皮癌」という恐ろしい癌を患ってしまった愛猫カルアと、共に闘い続けた俺の奮闘記も今回で第6段です。

前回第5章では突然の出血にとまどいましたが、それ以降出血も治まり、安心していた矢先、更にカルアの身に異変が!そして俺が下した苦渋の決断とは…・!?

扁平上皮癌の進行、全く食べなくなったカルア!

2019年3月4日

出血は治まったものの、また口腔内の腫瘍が大きくなり、舌が横からしか出ない状態になりました。

それまではご飯も水も口にしていましたが、3月4日、この日を境に全く食べなくなってしまいました。

病院へ連れて行くと腫瘍が喉の方へ奥へ奥へと進んで大きくなっているとの事で、腫瘍が邪魔して食べ物が喉を通らない様です。

それでも何とかして食べて欲しいと思う俺は、何度も食べ物を口まで運んだり、口の中に入れたりしましたが、すぐに吐き出し苦しそうにします。

この日から、カルアは食べる事を諦めてしまったのです。

【診察内容】

体重:4.12㎏(前回-0.33㎏)

抗生物質の薬と止血剤継続

2019年3月7日

全く食べない日が続き、目に見えて痩せていくのが分かりました。

水も上手く飲めないのか、少ししか飲みません。

自分ではどうする事も出来ず、動物病院へ連れて行き先生に相談したところ、栄養補給、水分補給は病院の点滴でも出来る事と、それとチューブ給餌について説明を受けました。

【診察内容】

体重:4.06㎏(前回-0.06㎏)

脱水を起こしている為、点滴

2019年3月10日

食べなくなって6日目。

それでも毎日俺はご飯を与え続けました。

(お腹が空いたら食べてくれるかも…。)

(少しでもいいから食べて欲しい…。)

(お願いやから食べて…)

いろいろな思いが交差し、食べる事を諦めてしまったカルアを見ると「もうお父さんいいよ…」と言っているかのような悲しい表情…。

きっとここで俺が諦めてしまったら、カルアの命は終わってしまう。

そう思い、俺は苦渋の決断をしました。そう、食道チューブを付ける手術を受ける事です!

動物病院へ電話し、状況の説明と食道チューブについて相談しました。

瀕死の状態の為、手術日を調整していただき、2日後の3月12日に手術予定となりました。

扁平上皮癌、食道チューブ!

2019年3月12日 食道チューブ手術

10時30分に受付を済ませると、診察と手術の説明を受けました。

手術の説明時、麻酔後の酸素チューブが腫瘍が邪魔で入らない場合、そのまま死に至る危険性がある事を聞きました。

俺はそれでも構わないと覚悟を決め、先生に手術をお願いし、手術が終わるまで自宅で待機しました。

最悪カルアが死んでしまうかもしれないと思うと、何も手が付けられず、ただただカルアの写真を何度も見返して病院からの連絡を待ちます。

15時に病院から連絡が有り、手術の成功を伺い、ホッと胸を撫で下ろしました。

18時に病院へ迎えに行くと、首に包帯を付けたカルアの姿が…。

痛々しさは特になく、首から出たチューブからの給餌方法の説明を受けている間も、いつもと変わらないカルアでした。

心なしか手術前より元気な感じもします。

首の包帯の中にチューブを収納

【診察内容】

体重:3.72㎏(前回-0.34㎏ とうとう3㎏台…)

食道チューブ装着手術

食道チューブ

チューブ給餌については賛否両論な意見が有りますが、俺は食道チューブを付けて良かったと思っています。

それが正解なのか不正解なのかなんて、誰にも分からないからです。

食道チューブを付けず、自然死を選ぶ飼い主さんもいます。

俺には出来なかった選択肢ですが、きっとその方が勇気がいる決断だと思います。だってその時点で死を受け入れないといけないのですから…。

食道チューブは人間のエゴと言われる場合も有りますが、それでも俺はカルアに生きていて欲しかったのです。

野良猫で拾ったカルアを育て、何があっても守ると決めたので、最後に餓死させる事だけは絶対に避けたかったのです。

俺の苦渋の決断や各チューブの説明、食道チューブの手術等については、「【猫】扁平上皮癌・生きる決断、食道チューブでの延命処置!」で詳しく書いてますので、併せてお読みください。

どうにかこうにか食道チューブを装着したカルア、これで食事も栄養も摂れるのでひとまずは安心ですが、またまた予期せぬ事態がカルアを襲います。

その話は次回第7章で語ります!

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