どうも、RYORYO(りょうりょう)です。
現在フリーランスとして働く性同一性障害者の俺ですが、これまで様々な職種の仕事をしてきました。
正社員であったりアルバイトであったりと、勤務形態もバラバラですが、全て無駄な仕事なんて有りませんでした。
さて、今回は「清掃業」についてのお話です。
俺も高校時代(まだ女性の頃)、友達と2人で清掃業でアルバイトをした経験が有ります。
清掃業の仕事については、世間からは「汚い仕事」「底辺な仕事」とあまりよくないイメージが有ります。
でも、掃除する人がいなければ、アナタの街はドンドン汚くなる一方です。
それを綺麗にしてくれる人がいるのってスゴクないですか?
今、清掃業で働く事を迷われているアナタ、世間のイメージに押しつぶされそうな清掃員のアナタへ、
堂々と胸を張って仕事が出来るよう「清掃業は底辺ではない!」事を証明しましょう!
清掃業が底辺と言われる理由
先程述べたように「清掃業」に対して世間のイメージはあまり良くありません。
・汚い仕事
・職が見つからず、仕方なく働く仕事
・年配の人が多い(若者はやりたがらない仕事)
・恥ずかしい仕事
・人に言えない仕事
・家族に反対される仕事
など、本当に世間からは「底辺な仕事」と思われていますね。
そもそもなぜ、こんなイメージとなってしまったのでしょうか?
■汚い仕事
このイメージがあるのは、恐らくトイレ掃除をするからだと思います。
確かに誰が使ったか分からないトイレ掃除、汚物まみれのトイレを掃除するのって、やっぱり抵抗が有りますよね。
■仕事がキツイ
清掃業の仕事は早朝だったり深夜だったりもします。
その上、限られた時間内でその委託された敷地内を綺麗にしなければいけない為、時間との戦いもあります。
清掃業の種類によっては、重い機材を運んだり、ずっと中腰で仕事をしたりと、体力的にもキツイ事が有ります。
■誰にでも出来る仕事
特に資格もなく覚える事も少ない為、誰にでも出来る仕事と思われがちです。
年配者も多く、単純作業なので楽な仕事としても捉えられているようです。
■スキルアップ・出世が出来ない
毎日同じ作業の繰り返しで、業務を通してのスキルアップが目指せず、またパートやアルバイトが多い為、出世が出来ないので、特に若い男性からは不人気な仕事と思われています。
清掃業の業務とは
「清掃業」と一重に言っても、その分類は大きく分けて4つ程有ります。
・ビルメンテナンス(オフィスビルや商業施設・駅の掃除)
・病院清掃(病院内の掃除)
・特殊清掃(ゴミ回収やゴミ屋敷の掃除)
・ハウスクリーニング(事務所や一般家庭の掃除)
これらの主な業務内容は、ゴミ掃除・ゴミ回収・トイレ掃除・床掃除・窓掃除などとなります。
ほとんどが業務委託さてれいるので、その施設等に出向き、時間内に掃除を終わらせるのが目的です。
その為、委託先によっては早朝作業であったり、閉店後の深夜作業であったりもします。
恐らくその現場を仕切るリーダー的な人がいるので、初めはその人から掃除の仕方などを教わり、1人で出来る様になれば、例えば1階担当というように担当制となる事が多いでしょう。
仕事が終われば、事務所へ戻り道具の片付けなどをして業務終了となります。
清掃業がキツイのは、働く会社によりけり
ここで大事なのが、ブラック企業かどうかですね。
これは一般の会社でもそうですが、どんなに給料がよくても拘束時間が長かったりすると、やはりキツイと思うでしょう。
それと同じで、清掃業にもブラック企業が存在します。
実際に清掃業で働いた事がある人で、「仕事がキツイ」「清掃業はやめておいた方がいい」という方は、きっといい企業ではなかっただけだと思います。
先程述べたように、どの職種でもブラック企業で働いてしまった場合は、上記と同じ事を言うハズです。
何も「清掃業」だけの話ではないんですが、元々の清掃業のイメージが悪いので、それを聞いた方はもっともっと「清掃業」に対してブラックなイメージを持ってしまうのです。
なので、清掃業で働きたい場合は、まず業務内容や業務体形などをしっかり確認してから企業を選んでください。
実際に清掃業で働いてみた体験談
俺と女友達が高校生の時に清掃業でアルバイトをしようと思ったきっかけは、単純に給料が良さそうだと思ったからです。
でも実際は、普通の高校生のアルバイト代と変わらず、当時で時給700円でした。
俺達が働いた業種は「病院清掃」で、朝の7時から15時までの8時間勤務(休憩1時間含む)
昼休憩後は、別の病院へ移動して清掃業務でした。
■午前中の業務内容(覚えている限りで記載)
①業務用クイックルワイパーで廊下や病室の埃やゴミ集め
②病室のそれぞれの患者様のゴミ回収
③廊下や病室のモップ掛け
④トイレ掃除
⑤洗面台掃除
ここまでで一旦昼食休憩なので、これを全て終わらせないといけませんが、日によっては汚れがひどい場合や、入院・退院の関係もある為、看護師さんに指示される事があり、仕事が間に合わない時が有ります。
病院のワンフロアはかなり広い為、2人で掃除してもここまでが限界です。
俺達は午後からは別の病院に行くので、残って掃除される方に出来なかった箇所を引き継ぎますが、極力時間内で終わらせられるように、マッハで拭きあげます(笑)
■午後の業務内容(覚えている限りで記載)
①近くの別の病院へ移動(男性社員2人と俺達2人)
②床を機械(ポリッシャー)で清掃
③ワックスを掛ける
④窓掃除
こちらの契約は恐らくワックス掛けメインで、男性社員がポリッシャーを掛けている時に、友人と窓掃除をしていました。
簡単そうに見えるポリッシャーですが、実は結構難しく力がいります。
ワックス掛けが終わると、大型の扇風機のような物で乾かして終了です。
■大変だった事
・朝の7時には病院に集合だった為、6時起きが辛かったですね。
・病院内の清掃で大変だったのは、独特な臭い・・・。
・薬品の臭い・汚物の臭い・血液などの臭いが有り、マスクをしていても鼻に来ることがありました。
・病院内は常に清潔にしないといけないので、掃除した後でも、何かがこぼれたなど再度掃除しないといけない事があり、時間内で終わるのか必死な時も有りました。
・特に冬場は水掃除が辛く、ゴム手袋をしていも手が痛くなるのが特に辛かった覚えが有ります。
■働いて良かった事
・それぞれの病室へ掃除へ行くと、お菓子や飲み物をくれる患者さんもおられ、毎日いろいろと貰いました。
・働いている方は年配女性が多かったのですが、待機所(休憩室)でも皆さん気さくに話し掛けてくれて、和気あいあいとしていたので働きやすかったです。
・ワイパーを使用した窓掃除のやり方や、モップの正しい使い方など、今でも役立っている掃除のスキルが身に付きました。
・患者さんや看護師さんから「綺麗にしてくれてありがとう」と感謝の言葉を貰う事が、一番嬉しかったですね。
などなど、実際に働いてみた感想を述べてみました。
俺が働いた会社はとてもいい会社だったので、別に嫌な思いは有りませんでした。
特に午後からの業務については早く終わる日は、時間稼ぎの為男性社員が喫茶店に連れて行ってくれ、少しサボったりも出来たのでめっちゃ面白かったです(内緒ですが)
清掃業は底辺ではない!堂々と胸を張って出来る仕事だと証明!
俺は後にいろいろな職種の仕事をしてきました。
どんな仕事をしてきたのかは下記で紹介してます↓↓↓
そんな俺だからこそ言えるのですが、「清掃業は底辺ではない!」
冒頭に説明した通り、誰かが掃除しないと街中ゴミで溢れ返ってしまいます。
「汚いから掃除したくない」それは誰だって同じで好んでする人はいません。
でも逆に人がやらない事が出来る人の方が、俺はスゴイと尊敬します。
確かに清掃業のイメージは悪く進んで就職する人は少ない現状で、例えば大学新卒で「清掃業で働いている」と言われると、「もっと違う仕事なかったの」って言われると思います。
でも何がいけないんでしょうか?立派な仕事ですよ。
人が嫌がる仕事なので応募する人が少なく、それでも人手が必要なので、仕事が見つからない人や年配の人が多く働いているだけで、本当はもっと堂々と胸を張っていい仕事だと俺は思っています。
もちろんスキルも身に付きますし、出世だって出来ます。
そのスキルを活かして自分で企業する事だって出来ますしね。
もし、「清掃業が底辺」だと言う人がいたら、「じゃあ、自宅以外のトイレは絶対使うなよ」と言ってやってもいいくらいです。
清掃業で働く事に悩んでいるアナタ、今から清掃業で働きたいアナタ、堂々と胸を張って仕事をしましょうね!
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