【性別適合手術】SRS後に後悔する人が多い7つの理由!

空を見上げ考えている男性の写真 性同一性障害

どうも、性同一性障害(FTM:女→男)のRYORYO(りょうりょう)です!

俺はまだホル注・胸オペ・改名のみで、性別適合手術(SRS)はまだしてません。

もう44歳ですが、それでもいつかはSRSをしたいと思っています。

きっとあなたもSRSを受ける事を望んでいますよね。

はたまた、受けるかどうか迷っている時期かもしれません。

SRSを受けるにあっては、軽い気持ちでは受けられないし、今後の事などもしっかり計画しておく必要も有ります。

長年過ごしてきた性別の体から異性の体への変化、戸籍上の性別の変更など、普通の一般男女なら体験しない事をするのですから。

ただこのSRSですが、性転換後に後悔する人や自殺者も多いと言われています。

SRS後に後悔する理由を解説すると共に、SRSを受ける前に性自認・覚悟を再度確認するを強くオススメします!

★SRSについては下記で説明★

性別適合手術(SRS)で後悔する理由

ベンチで悩む男性の写真

性同一性障害は心と体の性別不和なので、本来の性別の戻したいと強く願います。

その為にまずはホルモン注射を行い、胸オペ(FTM)や豊胸手術(MTF)を行い、順序を経て最終的に性別適合手術を行います。

元来の性別に完全に戻すという事で、男性器・女性器を形成し、ゆくゆくは戸籍の性別まで変更する。

それが性同一性障害の願いなのですが、この性別適合手術(SRS)をした後に、後悔する人や自殺する人も多いとの事で、なぜせっかく高い手術代を払いリスクを負ってまで手に入れた体に後悔するのかを解説します。

①手術の出来に満足できない

手術の写真

国内・海外でもSRSは受けられる時代になりました。

多くの人はタイの性転換で有名な病院で手術を行います。

でも、全員が望んでいる形・大きさの100%満足する性器が形成されるのかというと、そこは医師の腕次第。

でも仕上がりは手術が終わらないと分からないですよね。

例えばFTMが男性器を形成するとして、神経を繋ぐとの事ですが、上手く神経が繋がっていない場合や、腐敗してしまう事もあるのだとか…。

以前、俺もSNSで知り合ったFTMさんが手術がうまく行かず、再度形成手術をすると言ってました。

海外への渡航費や手術費も馬鹿にならないです。

手術の写真を見たり、医師と十分話し合っても術後の仕上がりが自分の望む物とは違う場合も有り後悔している人もいます。

ちなみに俺は胸オペしかしてませんが、やっぱりちょっと納得いっていない部分も有ります。

でも手術の麻酔が強烈に痛いし費用も掛かるので、コレで良しとしています。

②手術後のケアが大変

医師に悩みながら相談する女性の写真

FTMの場合はそれ程ケアはありませんが、MTFの場合は膣にスティックを入れ消毒したり、そのスティックを徐々に太くしていくみたいで、すごく痛くて大変だと聞きます。

それから、FTMもMTFも生殖機能を摘出する為、体内でホルモンが作られなくなります。

その為、無ホルモン状態になりホルモン注射を定期的に一生打ち続けなければなりません。

SRSをして男性・女性の体になったとしても、アフターケアは生涯続きます。

それで終わりって事ではないので、そこからが大変なようです。

③SRSしても生殖器機能がない

子供と遊ぶ夫婦の写真

まず、SRSをするという事は生まれた性別での生殖機能は摘出する為、生まれた性別で子供を作る事は出来ません。

そしてSRSをして男性器・女性器を形成しても、残念ながら生殖機能は有りません。

だからSRSをして性別変更して結婚は出来るものの、その結ばれた相手との間に子供を授かる事は出来ないのです。

分かってはいても、やはり結婚すれば愛する相手との間に子供が欲しいと思うハズ。

SRSをして男性・女性になっても、そこでまた自分の性を思い知るのです。

④社会に馴染めない

ベッドの上で頭を抱えて悩む女性

SRSをして性別変更したから、今日から男性・女性として生きると覚悟しても、やはり世間の目は気になります。

例えば転職した際に、全て変更済みの為性同一性障害で有る事を隠していた場合、健康診断や何かの拍子にバレてしまうのではないかと恐れる人もいます。

「元女」「元男」というのが、どうしても付きまとってしまう事もあります。

全て覚悟してSRSに望んではいるものの、SRSをして自分の思い描く未来ではない場合も有るようです。

⑤体調不良・術後うつになる人も

カウンセリングを受ける男性の写真

SRSを終えてから、体調不良になる人や術後うつになる人もいるそうです。

体調不良も精神からくるものかもしれませんね。

術後うつに陥る原因としては、上記の③と④あたりが主な原因です。

うつが酷くなると自殺する人もいるので、これがSRS後に自殺者が多いと言われている原因でしょう。

⑥性行為に満足できない

ベッドで見つめ合うカップルの写真

SRSをする前までは生まれた性別の性器で感じる事が出来ます。

ただし多くは相手に触らせたりはしませんが、それでも感じる部分はやはり元々付いている性器です。

FTMの場合、男性ホルモンを打つことによって、陰核が大きくなります(挿入は出来ませんが、小さな男性器みたいになるので、こうなればパートナーに触ってもらいます)

元々女性の陰核は快感の為だけにあるとされている程ですから、FTMだってそこが性感帯となるのですが、この陰核の上に男性器を形成していく為、感覚は少し鈍ります。

男性器を挿入出来る感覚はやはり嬉しいハズですが、自分が感じる事も出来ず、普通の男性のように果てる事がないので終わり方が分からないという人もいるようです。

でも、やっぱり今までなかった物なので、憧れますよね。

逆にMTFの場合は、性感帯である男性器を取ってしまうので、以前のように感じて射精する事はなくなります。

膣を形成してそのすぐ周辺に前立腺が有る為、そこが刺激されて感覚を得る事は出来るそうです。

この様に、生まれ持った性別の性器が付いているのはすごくイヤなのですが、性行為になるとやはり性感帯となるので、SRS後の性行為に満足が出来ず後悔する人もいるのだとか…。

⑦SRS・性別変更後に同性を好きになる

泣いている女性を抱きしめる女性の写真

これは結構聞く話だったりします。

どういうことかと言うと、FTMの場合女性から男性へ変更しますが、その後男性を好きになってしまう事です(FTMゲイと言われています)

逆にMTFの場合は、男性から女性へ変更した後に女性を好きになる事(MTFレズビアンと言われています)

性同一性障害で心の性別への変更としてSRSをしても、その後同性を好きになってしまう事も実際にはあるようです。

その結果、SRSや性別変更をしてしまった事に後悔する事に…。

SRSや性別変更をしなかったら、普通に男女として結婚できますので、後悔してしまう方もいるようです。

ちなみに性別変更は裁判で正式に変更許可をもらうのですが、再変更の申立は受け付けてもらえないと以前ニュースで見た事が有ります。

SRSを受ける前に、必ず自分の心に確認する事!

遠くを見て考えている男性の写真

SRSをした後に後悔や自殺する人の理由を説明しましたが、あなたはそれでもSRSをする覚悟は有りますか?

性同一性障害と自覚してからの期間が短い場合は、もう一度よく考えた方がいいです。

確かに手術するなら若い方が体に負担も掛からず、将来の事を考えると一刻も早く元の性別の体に戻したいと思うモノです。

その気持ちは当事者ならすごく分かります。

多分、周囲の普通の男女からすれば「そこまでしなくても」と思われるでしょうが、そこまでしても自分の本当の性別に戻りたいんですよね。

もし、今あなたがSRSを望んでいるけど少し不安があるとしたら、どの部分でしょうか?

俺的には、やはり手術の結果と術後の性行為が気になるところです。

もし、失敗して腐敗したらどうしようとか、全く感覚がなくなったらどうしようなど。

SRSとは関係ないですが、以前右膝の靭帯を損傷して手術をした事が有ります。

もう20年以上前の事ですが、未だに痛む事も有りますし、感覚が鈍い部分も有ります。

だからそういった経験をしていると余計に怖くなります。

不安な気持ちを拭う為に、自分自身の心にもう一度問いかけてみてください。

・なぜSRSをしたいのか?

・SRSをしなければ生きていけないのか?

・SRSをしてどんな結果になっても受け入れられるのか?

・望んだ体になっても、生殖機能がない事を受け入れられるか?

・性的欲求が満たされない可能性があるか、問題ないか?

・「元女」「元男」その肩書は一生消えないが、それでもいいか?

・SRS・性別変更後の恋愛対象は異性か?

上記の質問を、もう一度自分にしてみてください。

もしこの中の1つでも自信がない物があれば、SRSをするのは待った方がいいです。

せっかく望んだ体・望んだ性別になっても、後悔したら元も子もありません。

2度と元には戻せなくなるのですから。

全ての覚悟が出来たのであれば、本当の性別を取り戻す為にSRSをしましょう!

SRS後に後悔する人が多い7つの理由!

大空にジャンプする男性の写真

ここまで、性別適合手術(SRS)をした後に後悔する理由を見てきましたが、今のあなたの気持ちはどうでしょう。

やはり怖くなったので、辞めておくという選択肢でも構いません。

それは恥じる事でもなく、だからといって性同一性障害ではないという事では有りません。

それでもSRSをして性別変更をすると覚悟が決まった時にすればいいのです。

同じ性同一性障害者として、あなたに後悔して欲しくないんです。

望んだ体・望んだ性別で生きる事が、あなたにとって今よりお良い未来になっていればと願います。

そして、俺もいつかSRS・性別変更をしたいと思っています!

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