【猫】扁平上皮癌の給餌方法!自分で食べられなくなった猫の為に★

猫が手から与えた餌を食べる写真

どうも、RYORYO(りょうりょう)です!

俺は最愛の猫を扁平上皮癌(口腔癌)で亡くしました。

癌と闘う約5ヶ月は、想像を絶するものでしたが、猫自信が決して生きる事から諦めなかった為、俺も共に闘い抜いた5ヶ月でした。

そんな中で一番試行錯誤したのが、療養食です。

何をどれだけ与えていいのか、どの様に与えればいいのか、本当に毎日毎日ネットで調べては、ペットショップやホームセンターで、ありとあらゆるご飯を買いあさりました。

だから今回は、ワラにもすがる想いで来られたあなたの為に、そしてあなたの愛する猫ちゃんの為に、参考になればと思い綴ります。

給餌方法①:腫瘍が大きくなると、食事が困難に!

ボウルに入った餌と、散らばっている餌の写真

病気が判明した初期症状の頃はまだ口の開閉も問題なく出来た為、通常のドライフードとウェットフードを自分で食べる事が出来ていました。

日に日に口腔内の腫瘍が大きくなり(我が家の猫は舌の付け根に腫瘍有)、次第に口が閉じなくなり、更に舌の付け根の腫瘍が舌を押し上げ、開いた口の横からしか舌が出せなくなり普通にお皿からご飯を食べる事が出来なくなっていきました。

なので、なるべく平べったく薄いスプーンで餌をすくい、開いた口の端から流し込むように入れると、食べてくれる様になりました。

スプーンについても、普通の銀色のスプーンや介護用のスプーン、赤ちゃん用のスプーンなどいろいろと試しましたが、100均で売っているプラスチックのスプーンが一番薄く、これが一番食べやすそうでしたので、大人買い。

当時あげていたご飯はパウチタイプのウエットフードをなるべく細かくする為に、すり鉢でゴリゴリしてから与えてました。

ですが、咀嚼するのも難しくなってきた為、なるべくスープの多いウェットフードに徐々に切り替えていきました。

当時よく食べていたのは下記となります。

モンプチ:まぐろスープ18歳以上~

銀のスプーン:まぐろ20歳以上~

健康缶:食事で上手に水分補給まぐろ

多分うちの子はまぐろが好きだったんだと思います。上記の餌に更にモンプチ:ピュアスープシリーズのスープを加え、フードプロセッサーでスープ状に仕立てました。

完全なスープではないので、口に流し入れても少しカミカミ出来る状態にしています。

これは、病気でも体は健康で食欲も有る為、少しでも食べているという感覚を与えてあげたいと思ったからです。

しばらくはその給餌方法で問題は有りませんでしたが、徐々に体重は減っていきました。

給餌方法②:手作りスープで愛情プラス!

ボウルに入ったささみスープの写真

スープ状の食事に、他に何かいい物がないか探していると、手作りささみスープを発見!

すぐに材料をスーパーに買いに行き、いざ、手作りスープに挑戦。

■手作りささみスープ作り方

①鍋に水500㏄とささみ3本を入れ、あくを取りながら煮る。

ささみを鍋で茹でる写真
ささみを煮込んでいきます

②20分位弱火~中火で煮たてる(崩した方がささみエキスが出るかも)

ささみを箸で刺しながら茹でる写真
箸で穴を空けるように刺して煮込む

③火を止めて、そのまま冷めるまで放置し、ささみを取り出す

鍋からささみを取り出した写真
ささみを取り出してスープと分けます
鍋に残ったスープの写真
スープのみはこんな感じ

④茶こしやキッチンペーパーを使ってこす→濁りがない綺麗な黄金色になる

容器にキッチンペーパーをゴム止めする写真
ボウルや容器にキッチンペーパーをゴム止めする
キッチンペーパーを張った容器にスープを移す写真
少しずつスープをこしていく
キッチンペーパーでスープをこしている写真
キッチンペーパーの目が詰まったら、取り換える
綺麗な黄金ささみスープの写真
綺麗な黄金スープの出来上がり!!

⑤小さいタッパー、もしくは製氷器に入れて冷凍

とても簡単に作る事ができ、数日分作り置きが出来ます。

使用する時は必要な分を解凍するだけ。

これ、猫がすごく喜びます。我が家にはもう1匹猫がいますが、2匹とも大好きなスープです。

茹でたささみは細かくし、猫ちゃんに与えてもOKです。

ささみを細かくした写真
ささみスープの中に細かくしたささみを入れた写真

ちなみに俺は自分のご飯用にチキン煮込みカレーや、細かくして甘辛く煮つけた後、フライパンで炒って水分を飛ばし、ふりかけにしておきました。

一手間掛かりますが、猫ちゃんに手作りの愛情スープを与えてみるのもいいかもしれませんね。

カンファペット

給餌方法③:突然の食事拒否…死を覚悟した最後の決断!

エサを見つめる猫の写真

そんなある日、我が家の猫は突然食べる事を諦めてしまったのです。

口の中が痛むのかは分かりませんが、いつもの様に口にご飯を持って行っても「プィ」っと顔を背けて食べてくれません。

水は少し飲んでいるようですが、ご飯を無理やり口の中に入れても吐き出します。

俺はその時初めてを覚悟しました。

(このまま食べない日が続けば、餓死してしまう…)

動物界では、食べられなくなった場合死を覚悟するそうです。

「扁平上皮癌」をネットで調べた際、食事困難になり、最後は餓死すると書かれていた事を思い出しましたが、当初からそれだけはどうしても避けたいと思っていました。

病気の愛猫は元々野良猫で、瀕死状態の所を保護し大切に育ててきました。その時から、「何があってもお父さんが守ってあげるから」と約束したんです。

だから、絶対に餓死だけはさせたくはなかったので、食べなくなって6日目、ようやく決意が固まりました。

【食道チューブ】の手術をするという決断です。

6日間俺はすごく悩みました、食道チューブを入れて延命するか、かそのまま自然死させるか…。

これについてはネットでも賛否両論ですが、俺は延命処置を選択しました。

この道チューブのに延命処置については、いろいろな意見も含め次回説明します!

扁平上皮癌の給餌方法!自分で食べられなくなった猫の為に★

女性が猫にエサを与えている写真

今回、我が家の愛猫は『扁平上皮癌』の為、自分でご飯が食べられなくなりました。

どうにか少しでも食べて欲しくて、いろいろと試行錯誤し最善策を探しましたが、これが正しいのかどうかは、猫に聞かないと分かりません。

猫ちゃんの体型や性格・好みもあるので、一概にこれで大丈夫とは言えませんが、今回紹介した給餌方法を試してみる価値はあると思います!

だって後悔して欲しくないから!!

愛猫にもし何かあった際に、あれもこれもやっておけば良かった…、お腹いっぱい食べさせてあげたかった…など(泣)

今同じように悩んでいるあなたと、扁平上皮癌や他の病気で食べられなくなった猫ちゃんの為、この方法が少しでも役に立つ事を願います★

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