どうも、RYORYOです!
俺は現在「性同一性障害」として生きていますが、自分が男性として生きると決断した時、それまで住んでいた愛知県から大阪に引っ越しをしました。
目的はおなべの店で働く事!
同じ境遇の人ともっと知り合いたい、男性として生きる為に必要な事等を学びたいと思い、「おなべ」の世界、いわゆる水商売の世界に足を踏み入れました。
俺が大阪に地で初めに働いたのは、おなべ・ニューハーフ・普通の女の子が働く「ショーパブ」でした。
今回は、そんなステージ上では華やかに踊る「ショーパブ」の魅力と、その裏側について公開します。
ショーパブとは?
水商売には様々なジャンルが有ります。
女性が接客:クラブ・ラウンジ・スナック・キャバクラ・ガールズバー等
男性が接客:ホストクラブ・ホストスナック・ボーイズバー・ショーパブ等
男女混合:スナック・バー
ニューハーフ・おかま・おなべ:ショーパブ・クラブ・ラウンジ・スナック・バー等
もちろんこの他にもいろいろ有りますし、男性だけのショーパブ等も有ります。
「ショーパブ」って何?
ショーパブ:飲食をしながら、歌・踊り・コントなどのショーが楽しめるパブ。
ニューハーフの店はショーパブが有るところが多いのは、元男性が女性として美しく優雅に舞う姿を披露する目的です。
男性のショーパブは、男らしいショーで女性客を魅了する為です。
どのショーも本当にすごく華やかで、すごく練習されているのだと思う位揃っていて、見ていて鳥肌が立つくらい感動します。
では、おなべのショーパブってどんなのでしょうか?
元女性ですが、女性として綺麗なショーをする訳にはいかず、また男性としてカッコいいショーをしても面白く有りません。
なので、どちらかと言うと「コメディ系」が多いかもしれませんね。
もちろんショーの中では男性としてカッコいいダンスを披露する曲も有りますし、敢えて女装したりもします。
「ショーパブ」って、お酒飲みながらショーを見るだけなの?料金体制は?
料金は店によって異なりますが、ほとんどがセット料金の中にショー観覧代も含まれています。
中には長時間店に居て、何度もショーを見られる方もいますが、その場合はショー観覧代をもらうのではなく、時間で決まっているセット料金の追加や、延長代として追加料金を支払う様になります(各店によって異なりますので、長時間の場合はまず確認してください)
大体の店ではショータイムの時間が決まっており、その前にお客様をなるべく集め、ショーをします。
ちなみにお子様連れでも入店OKです。
夜の世界って、あんまり女性が楽しめる所は少ないですが、ショーパブなら女性も楽しめます!
ショーの後はキャスト達(店のスタッフ)が、各テーブルや指名されたテーブルを回り、接客してくれるので、ショーを見終わった後も楽しい時間が過ごせます。
ショーパブ 輝かしい舞台の裏側
ショーは定期的に新しい物を入れたり、以前人気のあったショーを再度組み込んだりして、入替を行います。
特に新しいショーを取り入れる場合は練習が必要で、開店前や閉店後に練習を行います。
俺が働いていた店でも、閉店後に練習を行ってました。
しかも接客でお酒を飲むので、酔っているいる時も有りますが、とにかく振付を頭に入れて、ひたすら練習するのみです。
大体のショーパブは、ステージの上でショーをしますが、当時働いていた店はスナックだった為、ステージはなく、カウンターとボックス席の間の通路でショーを行ってました(どの店かバレるかも)
なので、お客様からするとすごく近くでショーを見られる訳ですが、踊り手としてはその間合いも気にしないとお客様にぶつかってしまいますので、大変でした。
大きなショーパブではバックヤードで衣装に着替える部屋とかも有りますが、先程言った様に当時働いていた店はスナック程の広さなので、着替える為のスペースは有りません。
どうしていたかと言うと、店の外の廊下で着替えてました(笑)
ショーが始まる前に、衣装や小物が入ったケースを廊下に運び、演者事に分けてケースの上に衣装を用意しておきます。
最初は全員で廊下で着替え、後は自分の番が終われば次の衣装に着替えるのですが、出番が多いと着替えも多くなるので大変です。廊下に脱ぎ散らかした衣装を空いている人が片づけます。
でも、意外と俺は踊ったりするのが好きで、ショーに出るのも好きでした。
ただ女子用の競泳水着を直に着るのだけはどうしても抵抗が有り、トランクスの上から着て、トランクスをはみ出させていました。(プロじゃないですね…)
多分、中にはこの役嫌だと思いながらも踊っている人もいると思いますが、やはり皆さんプロですね。完璧にこなしてらっしゃるのがスゴイ!
それでも、全員がお客様に喜んでもらえるショー作りにする為に、毎日毎日練習を行い、バックヤードで着替えと奮闘しながらも、笑顔で踊りきるんです。
その想いがショーを輝かせているのかもしれませんね。
ショーパブ 集客方法
大きなショーパブでは旅行ツアーに組み込んだり、雑誌やテレビで紹介されたりと、お客様の方からやってきてくれる事も有ります。
ただ、1度見たからいいやと、リピーターを得るのは難しいので、ショーの後の接客に関わってきます。
小さなショーパブはネットや口コミで広がったりしますが、俺が当時働いていた店は、ビルの外で呼び込み営業、つまりキャッチをしていました。
キャッチと言ってもキャバクラなどの接客とは違い、宣伝程度でポケットティッシュに店のチラシを挟み、道行く人に手渡す感じです。
それを見て興味を持って下さった方が、来店してくれる感じですね。
特に大阪観光に来たカップルの方は、男女どちらも楽しめるので立ち寄って下さる事が多かったですね。
ショーパブなら老若男女楽しめますので、たまには家族や恋人を連れて華やかな世界をのぞいてみるのもいいと思いますよ!オススメです★
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