【雑談9】大分県ありがとう!滋賀県の実家に帰る決意!

黒板に「ありがとう」と書かれた写真 雑談

どうも、RYORYO(りょうりょう)です!

もうタイトル通りなんですが、現在在住している大分県から滋賀県の実家に帰ることにしました。

すごくすごく、本当にすごく悩みました。

今回は実家に帰る理由・決意、そして心の葛藤を描いていきます。

大好きな彼女に付いて引っ越してきた大分県

別府駅の看板の写真

俺が大分県に来たのは、16年前の3月でした。

俺は元々滋賀県で生まれ育ち、短大に通う為群馬県へ2年・叔母の仕事を手伝う為愛知県へ1年、男として生きる為大阪府へ4年と転々としていましたが、九州は縁もゆかりもない土地でした。

そんな俺がなぜ今大分県にいるのかと言うと、大好きな彼女に付いてきちゃった感じですね。

17年前に彼女と出会い交際を始めました。

彼女はシングルマザーで当時4歳の子供と2人で大阪で暮らしていました。

俺は性同一性障害(FTM:女→男)の為、結婚も子供も諦めていましたが、それでも家族というものが持てた事が何より嬉しかったのを覚えています。

だからこの先何があっても彼女と子供を守りたいと思っていたんですね。

別府の町並みの写真

交際して数か月後には同棲を初め、家族3人で楽しく生活していた矢先、彼女から突然こう言われました。

「3月になったら大分県へ帰ろうと思ってる」と。

話を聞けば子供がちょうど小学校に上がる年で、学校が終わった後や彼女が夜勤勤務の際に子供が1人になってしまう為、親兄弟がいる地元に帰りたいとの事でした。

その時彼女は俺に付いてきて欲しいとは言わず、付いて行くか、遠距離恋愛するかの選択を委ねられましたが、「じゃあ、俺も大分へ行く」と即答。

今までいろいろな土地に移り住んでいた為、移住する事は特に何の抵抗もなかったからです。

何よりこの歳(当時28歳)で遠距離は無理だと思ったからです(常に一緒にいたいタイプなので)

そこからは仕事を辞め、引っ越しの準備(トラック乗り捨てプランで自分達で引っ越し)でバタバタしましたが、2005年3月末、無事に大分県へ引っ越ししてきました。

そこから、気づけば16年どっぷりと大分県に入り浸ってしまいました(関西弁は直らないままですが…)

大分県での16年

大分駅の外観の写真

大分県へ引っ越ししてから16年、本当にいろいろ有りました。

初めの5年くらいは性同一性障害の為、就職も困難でパチンコ店や派遣会社・風俗店などでアルバイトで食いつないだ感じですし、生活苦からの借金や債務整理…。

彼女との恋愛も16年の内に本当にいろいろあり、結局17年半の交際で幕を閉じました。

自分自身の変化としては、大分県の家庭裁判所で改名した事ですね。

やっと、男の名前になったので過ごしやすくなりました!

後は28歳から44歳になったので、もう結構なおっさんになってしまいました(笑)

仕事についてはありがたい事に、いい会社へ就職でき10年務めさせていただきました。

そして、2019年6月にブログと出会い、自分の幼い頃からの夢である『物書きになる事』をもう一度追いかけるという、人生最大のターニングポイントを迎えたのです。

本当なら稼げるようになるまで仕事を続けた方が良かったのですが、一度専念して全力でやってみたいと思ってしまったんですよね。

多分、この歳からブログを始めただけだったらそこまで思わなかったのでしょうが、本当に10歳からの夢で自宅には書き溜めた小説や詩などもいっぱいあります。

だから、何もかも失う覚悟で44歳からのチャレンジ!

まだ稼げるようになるには時間が掛かりそうですが、今はすごく充実した毎日を送っています。

実家に帰る理由

大分駅のイルミネーション

2020年の年末、とうとう大好きな彼女と別れてしまいました。

実は3年前に別れて別居していたんですが、それでも関係はずっと続いていたのでずっとこの先も一緒にいるものだと、一緒にいられるものだと思っていたので本当の意味での別れはかなりショックでした。

2021年が明けてから、仕事も辞めて彼女とも完全に別れた自分が大分県に留まる理由が分からなくなってしまったんです。

帰る理由①:ブログに専念する為

今、無職で1人暮らし。

ブログを真剣にやる為の最善策を考えれば実家に帰った方が出費も抑えられるし、日々両親達と話をする事で得られるインプット。

俺が今本当にやりたい、俺の今後の人生を左右する事になる『ブログ』

それを一番に考えたらやっぱり実家に帰って専念する方が最善だと判断したからです。

帰る理由②いずれは実家に帰る事を考えていた為

2つ目の理由は、いずれは年老いた両親の元へ帰る事を考えていたので、今がそのタイミングかなと思ったからです。

もし、ブログが上手くいかずどこかで働き出したり、大分県で新しい彼女が出来たら帰るタイミングがまた分からなくなってしまいます。

だから、本当に今がちょうどいいタイミングなんだと…。

帰る理由③:老後について

3つ目は、新しい彼女を作りたいから(笑)

俺は恋愛依存症の傾向が有り、常に恋愛していたいタイプなんです。

16年前に大分県への移住を決めたように、一緒にいる為なら移住なんてたやすい事なんですが、ただもう44歳。

次付き合うなら、最後の恋にしたいじゃないですか(笑)

真剣な話、この歳になるともう一生恋愛なんて出来ずに1人で生涯を終えてしまうかもしれないので、そうなると病気などした時に大分県では面倒見てくれる人がいない、看取ってもらえる人もいないってちょっと寂しいかなって。

俺は性同一性障害で、もう20年以上ホルモン注射を打ち続けています。

それが体にどう影響を及ぼすかは分かりませんが、長生きできるとも思っていません。

この先出来るのであれば50歳までには性別適合手術(SRS)もしたいと思っているので、自分の体の事は自分でも分かりません。

だからそろそろちゃんと自分の老後についても考えないとと思うと、やっぱり両親や姉妹、親族がいる地元にいる方が安心できるからです。

両親への許可

悩む男性の写真

上記の理由で、完全に実家に帰る決意をしたのが2021年1月末。

実は俺が男として生きる決意をして両親へカミングアウトした時、当時MTF(男→女)の彼女と付き合っていて、性別逆転カップルだったのでいずれ結婚する事も伝えていました。

その際に父親から「実家には帰ってくるな、どこか近場で暮らせばいい」と言われた事があるんです(きっと本人はもう忘れているでしょうが…)

実家は田舎で昔からある集落。

『○○さん宅の○○ちゃん』

それは集落の全員が知っている事。

だから、俺が男として生きるなんてやっぱり隠したい事なんでしょうね。

俺はずっと父親の言葉が頭の中に残っているので、実家に帰省もあまりしていません。

帰省する時も出来るだけ夜中など人目に付かない時間帯にしていました。

今回俺自身が実家に帰る決意をしたところで、両親から帰ってくるなって言われるかもしれないと思い、恐る恐る母親にLINEしてみました。

RYORYO
RYORYO

まだはっきり決めてないけど、

5月頃に大分を引き払って

実家に帰ろうと思ってるけどいいかな?

母親
母親

自分で決めて帰って来ようと

思うなら、そうしてな!

そこにいると家賃も掛かるから

早く帰ってきたらどうですか?

というLINEを交わして、実家に帰る許可は無事いただきました。

当初は5月か6月を予定していたのですが、結局3月末に引っ越しする事に決めました。

荷物は全部捨てるつもりでしたが、家電など実家のと入れ替える物も有り、結局両親が大きなバンを借りて旅行がてらに大分県まで取りに来てくれる事になり、本当に感謝です。

実家の俺の部屋もずっと残ったままなんですが、荷物などを入れやすいようにベッドなどをどかして空の状態にしてくれたようです。

この歳で無職で実家に帰る俺を、快く迎え入れてくれる両親には本当に感謝しています。

心の葛藤!

悩む男性の写真

着実に引っ越しの話が決まっていく中でも、俺の決意がしっかり固まるまでには時間が掛かりました。

なんですかね、16年も大分県で暮らしてきたからすっかり愛着が湧いてしまったんです。

彼女への未練とかではなく、大分県から離れたくないと思う心の葛藤。

前の職場は本当にみんないい人ばかりで、仕事を辞めてからも連絡を取り合い食事に行ったり友人宅で泊りで飲み会をしたり、もうすっかり大切な俺の友達です。

住み慣れた街、通いなれた道、行きつけのスーパーなど、想い出がいっぱい過ぎて辛いんです。

2~3年程ならこんな思いはなかったでしょうし、地元から離れるのであれば特に何も思わないのですが、地元からかなり遠いこの土地で16年も過ごしたから、もう第二の故郷的な存在になってしまったのです。

マンションの退去申請は1ヶ月前以上に申請しないといけないので「もう少し伸ばそうかな」なんて考えながらも、意を決して2月半ばに申請しました。

うん、これで後戻りできない状況を自分で作りたかったのかも。

それでも今日3月1日現在でも、帰りたい気持ちと帰りたくない気持ちが入り交ざっている状態です。

やっぱり16年は長いですよ。

だって、こんなにも大分県を大好きになってしまったのですから…。

まとめ:大分県ありがとう!

砂浜に書いた「ありがとう」

なんだろう、なんとなく今この気持ちを残しておきたくて、このブログを使って気持ちを綴ってみました。

俺一人が大分県からいなくなったところで何も変わりませんが、それでも俺は16年大分県で生きてきたんだと。

楽しかったことも、辛かった事も、笑った事も、泣いた事も全部ひっくるめて、俺は大分県が大好きです。

山も海も温泉も有り、最高な土地だと思っています。

だからね、大分県で出会った全ての人達へ、16年間本当に有難うございました!

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