こんばんは、RYORYOです!
前回「第7章」で、突然痙攣の発作を起こすようになったカルア。
今回は痙攣の様子を中心にお伝えします。
扁平上皮癌と痙攣!
2019年3月28日 11時頃
病院からもらった薬を飲ませた後、またも痙攣の発作が起こりました。
発作が起こる予兆を感じ取ってか俺から離れようとしましたが、もう足に力が入らず、ヨタヨタ歩いたと思ったら、壁にぶつかる様な感じで倒れ込みます。
大量のよだれを垂らしながら、相当苦しいのかうめき声を上げ、 時折体や手足を「ビクン」とさせ、いつ痙攣の発作が起こるのかヒヤヒヤしながらも見守るしか有りませんでした。
今回は大きな痙攣はなく、その状態が30分程続きました。
後ろ足が硬直し、ピンと伸びたまま動こうとしないカルアを見ると、何もしてあげられない自分が情けなく感じてしまいます。
小発作が治まると、柔らかい布団の上に乗せそのまま寝かしつけると、発作で疲れるのか薬が効きすぎるのか、ぐっすりと眠ります。
2019年3月29日 10時頃
この日も薬を飲ませ、チューブから食事を与えていると、急にヨタヨタと歩き出し鳴き始めたので、また発作が起こるのではと身構えてしまいました。
ですが、この日を境に発作が起こる事は無くなったのです。
恐らく抗けいれん剤が効いているのだと思いますが、もうあんなに苦しむ姿は見たく有りません。
だから発作が治まっただけでもすごく有難く感じました。
それに、薬の成分に精神安定剤も含まれている為、本当に食事後にすぐ寝ます。
まるで赤ちゃんの様にチューブ給餌の途中からウトウトし始め、その座った体制のまま眠るので、それが妙に可愛くてより一層カルアが愛しくなります。
扁平上皮癌 当時の薬と食事について
食道チューブを付けてからの食事については、なるべく高カロリー食を心掛け、体重が少しでも増える様にと考えました。
【食道チューブから与えていた高カロリー食】
ヒルズa/d缶 156g/183kcal
カロリーエース 85g/76.5kcal
チューブダイエットカケシア 20g/130kcal
計389.5kcal/240ml
上記3種類を全てフードプロセッサーに入れペースト状にし、1日2回120mlずつチューブから給餌していました。
詳しくは「【猫】扁平上皮癌、食道チューブによる給餌方法!給餌回数から流動食の作り方まで」を見て下さいね。
病院の薬は、診察する度に先生があの手この手とカルアを救う為に考えてくださっていました。
【当時の飲ませていた薬】
吐き気止め:プリンペランシロップ 1日2回 2ml
※嘔吐するとチューブが出てしまう為、それを抑える薬です。
ステロイド:プレドニン5mg 朝のみ
※腫瘍の進行を抑える薬です。
止血剤:アドナ10/トラサミン 1日2回
※口腔内の出血を抑える薬です。
抗けいれん剤:セルシン 1日2回
※痙攣を抑える薬です。
サプリメント:コルディM/コルディG どちらか1日2g
※免疫力を高めるサプリです(自分で購入)
なんか、薬ばっかりで可哀想です。
どれでもいいから「癌」をやっつけてくれー、そう思って毎日欠かすことなく飲ませました。
毎日の激務な12時間の仕事と介護は大変でしたが、全然苦では有りませんでした。
ただ、カルアに生き続けて欲しい…その思いだけで頑張れる日々でした。
次回、第9章に続きます!
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