【老猫のてんかん:動画有】突然の痙攣発作、飼い主がパニックにならないように!

寝ている猫を撫でる写真

どうも、愛猫家のRYORYO(りょうりょう)です!

我が家にはもうすぐ20歳になる老猫:ミルクがいます。

その愛猫がてんかん発作を起こすようになったのは、1年くらい前でした。

2019年4月末にもう一匹の愛猫:カルアが虹の橋を渡ったのですが、扁平上皮癌の闘病生活中にてんかん発作を何度か起こす事があったので、てんかん発作自体に驚きはしませんでした。

それでもやっぱり、てんかん発作を起こす度にそのまま死んでしまうのではないかと怖くなります。

だから、愛猫がてんかん発作を起こした時、すごく焦ってしまうんですよね。

でも、飼い主が焦ってパニックにだけはならないようにしないといけません。

では、老猫のてんかん発作について対処方法をみていきましょう。

老猫:てんかんが起こる原因

動物病院で診察を受ける猫の写真

もちろん老猫になっても、てんかん発作が起こらない猫もいます。

ではどうして『てんかん』が起こってしまうのでしょうか?

てんかんは大きく分けて2種類あります。

①症候性てんかん

「症候性てんかん」や「構造的てんかん」と呼ばれるてんかんは、脳腫瘍や脳炎が原因として発作が起こるてんかんです。

この場合は動物病院でMRI検査などで脳機能に異常がないか調べる必要が有ります。

我が家の虹の橋を渡った愛猫については、扁平上皮癌だったのですが獣医より「恐らく癌細胞が脳に転移している可能性がある」との事でした。

元々余命が僅かだったので検査まではしませんでした。

★カルアのてんかん発作の様子を撮影した動画↓↓↓★

②特発性てんかん

てんかんで多いのが「特発性てんかん」と呼ばれる、脳に異常がないのに起こるてんかんです。

その為原因ははっきりと分かっていません。

気圧や光・音・ストレスが原因で発作を起こしてしまう事が有ります。

我が家のもうすぐ20歳になる猫はこちらの「特発性てんかん」だと思われます。

詳しく検査した訳ではありませんが、頭上で大きな音がした時に痙攣が起こります。

老猫:てんかんの痙攣発作、症状

猫がぐったりして寝ている写真

よく寝ている猫がピクピクやビクッと痙攣するのは、てんかん発作ではないので大丈夫です。

てんかん発作は一部のみ痙攣が起きる場合と、意識が飛びいきなり倒れ体全体が突っ張るかのように痙攣を起こす場合が有ります。

中には泡を吹いたり、失禁する猫もいます。

症状は時間にして2~3分程で5分以内には治まりますが、もし5分以上続く様であればすぐに動物病院で診察してもらってください。

■我が家の症例

我が家の20歳猫はスマホのアラーム音やPCの通知音など、頭上で大きな音が鳴るとそれが引き金となり、突然発作が始まります。

ずっと『音』が原因でしたが、最近は急に『ニャー、シャー』と威嚇しているような行動と、急に走り回るような行動後に痙攣発作を起こします。

何か目に見えない物と闘っているのかと怖くなりましたが、未だに原因は不明…。

痙攣が始まると、パタンと倒れ手足を突っ張らせるような感じでバタバタさせ、失禁します。

泡を吹くときもありますが、食いしばるのか牙が口周辺にあたり口から流血してしまいます。

徐々に手足のバタバタがゆっくりになってきたら、痙攣が治まってきた合図です。

痙攣が治まり意識が戻ると猫は立ち上がろうとしますが、後ろ脚に力が入らずうまく立てない(生まれたての仔馬のような感じです)

その後少し立てるようには回復していきますが、うまく歩行が出来ず同じ所をグルグル回ります。

ようやく歩行が出来るようになると、なぜかご飯を名一杯食べます。

そこまで回復した後に、失禁で濡れた体全体をシャンプーします。

これが我が家の愛猫のてんかん発作の一連です。

痙攣発作時間:3分程

ご飯を食べるまでの回復時間:10分~20分

痙攣頻度:1ヶ月1回程度 ※音が原因の場合は、1ヶ月に数回起こる事も有

老猫:てんかん発作が起こった時の対処方法!

てんかんの発作は猫によって症状が異なりますが、痙攣が始まった時はどうすればいいのでしょうか?

大切な愛猫の異常事態に飼い主のあなたはきっと焦ってしまうハズです。

俺ももう何回も経験しているのに、毎回焦ってしまいます。

でも飼い主がパニックを起こしてしまうと、猫の命の危険も有りますので落ち着いて行動してください。

対処方法

寝ている猫を撫でる写真

猫が痙攣し始めたらまずはあなたが落ち着きましょう。

その後、猫が机や棚などにぶつからないように周辺にある物をどけます。

痙攣しながら少し移動するので、周りに何もないようにしてあげてください。

また、高い所にいる場合はそっと抱き抱えて下に降ろしてあげましょう。

ここで痙攣しながら失禁する事も有りますが、拭くのは後回しです。

痙攣中は症状の観察を行い時間を測っておきます(5分以上続くようなら危険だからです)

出来れば動画撮影をしておきましょう。

猫が発作を起こしているのに呑気に動画撮影なんて出来ないと思われがちですが、てんかんの症状は猫によっても異なりますので、獣医に見せて原因や治療法を特定してもらうのに有利になるからです。(言葉の説明だけでは全て伝わらないからです)

俺も実際に撮影した動画を獣医に見せました。

やってしまいがちなNGな対処方法

手でバツをする医師の写真

猫が突然痙攣した時に、飼い主としてはかなり焦ってしまいます。

どうにかしてあげたいと思ってしまう為、猫の名前を呼んだり、体を揺さぶったり抱き起したりします。

でも、これはやってはいけないNGな対処方法となります!

猫が痙攣中は意識がないので、名前を呼んでも体を揺さぶっても発作が治まる事は有りません。

またすぐに抱きかかえるのも危険です。

無意識の内に噛まれてしまう事も有り、かなり強い力なので怪我をする恐れが有ります。

その上手足をバタバタとするので腕から落ちてしまう場合も有ります。

俺もついつい名前を呼んで体を揺さぶってしまうのですが、まずは安全の確保を行い、発作が治まるのを見守るしかありません。

最近では痙攣しながら動くので動かないように体を軽く押さえながら、発作が治まるのを待つようにしてます。

飼い主としては何も出来ず辛いですが、じっと待つしか有りません。

痙攣後の対処方法

寝ている猫の写真

痙攣が治まっても暫くは歩行が困難になる場合があるので、完全に回復するまではずっと見守ってあげてください。

意識が戻って立ち上がろうとしたら、そのままでいるように体を押さえてあげ、意識がはっきりしてきたら立ち上がれるか、歩行が正常に出来るかをみましょう。

我が家の猫のように立ち上がった後、同じ所をグルグル回る様であれば、猫が行きたい方向にそっと手を添えて誘導してあげます。

痙攣によって失禁や体が汚れてしまった場合は、完全に回復してから拭いたりシャンプーしてあげてください。

突然の痙攣発作、飼い主がパニックにならないように!

頭を押さえパニックになる女性の後ろ姿の写真

愛猫がてんかん発作を起こした時、きっとあなた自身すごく焦ってしまうでしょう。

俺も実際にそうですし、何度経験してもその度に怖くなります。

それぐらい本当に突然起こります。

寝ている時に猫が移動してスマホの近くで寝ている場合は、アラームが鳴ると毎回焦ります。

なるべく小さい音で掛けるようにしており、猫が移動する度にスマホの位置も変えるようにしてます。

一度痙攣発作を目にしてしまうと、本当に怖くなってしまうからです。

だから普段から予防できる事があるのであれば、しっかりと対処しておきましょう。

そして、いざ痙攣発作が起こった際は、あなた自身がパニックにならないようにしっかりと対処できるようにしておいてくださいね。

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