どうも、RYORYO(りょうりょう)です!
俺は性同一性障害(女→男)で現在は男性として生活しておりますが、元々女性だった為か性同一性障害と公表していなくても、女性と打ち解ける事が多いです。
なので、女性から相談を受ける事も多々あります。
そんな女性の相談の中から、今回は「セクハラ(セクシャルハラスメント)」について、相談を受けた時にはどうすればいいのか、また女性達が「気持ち悪い」と思っている本音について、多くの女性達を代表して言わせてもらいます。
セクハラの定義と具体例
まずセクハラとは何か、厚生労働省が掲げる定義についてみてきましょう。
セクハラの定義
セクハラ=セクシャルハラスメントの略語
『性的嫌がらせ』と言う意味で、主に職場での言動について用いられます。
セクハラについて厚生労働省が掲げる定義は下記となります。
1.職場において、労働者の意に反する性的な言動が行われ、それを拒否したことで解雇、降格、減給などの不利益を受けること(対価型セクシュアルハラスメント)
2.性的な言動が行われることで職場の環境が不快なものとなった労働者の能力の発揮に大きな悪影響が生じること(環境型セクシュアルハラスメント)をいいます。
引用元:厚生労働省「職場におけるセクシュアルハラスメントについて」より
■対価型セクシャルハラスメント具体例
・上司から食事に誘われたが断った為、減給された。
・頭や体などに触られた為「それセクハラです」と言ったところ、それから無視されたりプロジェクトから外されたりした。
■環境型セクシャルハラスメント具体例
・何度断っても食事などに誘われ、精神的苦痛になり会社へ行きたくなくなる。
・頭や体などを触られる為、その人と一緒に仕事したくないと、仕事へのやる気が低下した。
セクハラと捉えられる言動
では、実際にどんな事がセクハラと捉えられるのでしょうか?
セクハラには主に、身体的と精神的な物がありますので、それぞれみていきましょう。
■身体的セクハラ
・飲み会の時に体に触る
太ももに手を置く、肩を抱く・腰に手を回す・顔を触る・手を握るなど
・就業中に体に触る
「頑張ってるな」と頭や肩をポンポンする
背後から体を密着させながら教える
資料を渡す際にわざと手に触れる
■精神的セクハラ
・恋人や結婚・出産について聞く
「彼氏はいるの?」「結婚しないの?」「そろそろ子供欲しくないの?」など
・年齢に関して言う
「今、何歳?」「もうそんな年なんだ」「一番年長なんだからさ~」など
・食事などにしつこく誘う
「2人で食事に行こうよ」「この日がダメなら○日はどう?」「今夜どう?」など
・下ネタを言う
女性がいる前での下ネタ発言にも注意しましょう。
また目に見える位置に、グラビアのカレンダーを置いたりするのもセクハラに当たる場合が有る為、注意してください。
セクハラについて相談を受けた場合
セクハラを受けている人にとって、その事実を伝えるのはとても勇気が必要となります。
中にはセクハラを受けていても相談できずに泣き寝入りする社員もいます。
そんなセクハラの告発を相談された場合、相談された側がするべき事とはなんでしょうか?
①相談相手の話をよく聞く
先程述べたようにセクハラを受けていると相談する事は、とても勇気のいるものです。
「私、セクハラされてます」ってなかなか言えないものです。
それでも勇気を出してアナタに相談してくれたのですから、軽く流さず必ず相談者の話をよく聞いてください。
・相手は誰か
これは言いにくいかもしれませんが、必ず確認しておきましょう。
・どんな時にどんな事をされたのか
事実確認の為に必要なので、出来れば詳細に確認しておきましょう。
行為などに関して詳細に言いたくない場合は、大まかで構いません。
何か証拠となる物があれば提出してもらいましょう(証拠の写真やメール・LINEなどの履歴)
・その時の相談者の気持ち
セクハラを受けてどう感じたのか、「イヤだった」との一言に含まれる真相まで聞きましょう。
例えば、もう顔も見たくない、一緒に働きたくないなど
・相談者が望む事
そのセクハラ被害について、相談者がどうして欲しいのかを必ず確認しましょう。
例えば、ただその事を知ってもらいたかっただけで、その相手に何か言うなどして欲しくない場合も有りますし、その相手を解雇して欲しい、もしくは自分が会社を辞めたいなども有ります。
・口外について
事実確認の為セクハラをしていた当事者への確認や、上司や社長への報告、目撃者への確認、他の社員が被害を受けていないのかの確認など、どこまで口外していいのかも確認しておきましょう。
セクハラをしていた人からの報復を恐れる場合も有りますので、これは慎重に確認しましょう。
ただ、口外しない場合は今後の事もしっかりと話し合う必要があります。
例え些細な事でも受けている側にとっては深刻な問題なので、「それぐらいなら」と軽視する事はタブーです。
また、「ちょっとでも嬉しい気持ちはなかったの?」「あの人は誰にでもするから気にしない方がいい」「気のせいじゃない?」「なぜ拒否しなかったの?」などの言葉も絶対に言わないように!
②セクハラが起きない環境作りをする
セクハラの事実を知ったアナタがやるべき事は、まずセクハラが起きない環境作りをしましょう。
セクハラしている加害者や、社長・上司への報告、処分が決まるまでに時間が掛かる場合が有る為、先にセクハラに対して処置しておきましょう。
例えば、相談相手と加害者が隣同士の席なら、席替えする、飲み会の時は座る位置をわざと遠くにするなど、セクハラが起きない環境にします。
メールやLINEなどで食事に誘われる場合は、事態が鎮静するまで返信しないか断り続けるようにします。
③加害者への事実確認
セクハラをしている当事者(加害者)への聞き取りと事実確認をします。
この時の注意点は誰が言ったのかは伏せておきましょう。
身に覚えがあれば誰か心当たりがあるだろうし、身に覚えがない場合、その人への風当たりが強くなったり報復する恐れがあるので、言わない方がいいです。
・事実確認
○○をされていると言った事を耳にしたが本当なのかどうかと確認してください。
その時の表情などもチェックしておくといいです。
・事実を認める場合
認めた場合は、なぜそのような事をしたのか、故意的なのか過失による物なのかを確認しましょう。
過失の場合:例えばどいて欲しい時に体を触って相手を誘導するなど
・事実を認めない場合
証拠があれば提出し、本人は何気なくした事かもしれないが受けた側にはそう捉えられているという事実を説明します。
・今後の対応について
この事について社長や上司へ報告する場合はその旨を伝えておきましょう。
また被害者の方へ今後どう対応するのかもしっかりと確認しておきます。
例えば事実を認め相手に謝罪するのであれば、今後同じ様な事はしない事や、メールやLINEは今後送らない事などを誓約してもらいます。
また、被害者への報復をしない事、今後一切仕事以外で関わらない事なども伝えておきましょう。
・被害者への謝罪
被害者へ謝罪したいと申し出があった際は、まず被害者の了承を得てから必ずアナタも同席してください。
④目撃者や他に被害を受けた人はいないか確認
このセクハラ問題について目撃した人や、同じ様に社内で被害を受けている人がいないかも確認する事も大切です。
この時も、被害者・加害者の両方の名前は伏せるのが重要です。
ではどの様に調査するのがいいのでしょうか?
例えば、「最近セクハラとかパワハラについてニュースになっているけど、うちの会社でそういった事ってない?実際にされたり、見たり聞いた事があれば行って欲しいな」という感じで、あくまでも社内で起こっている事は伏せ、ただ聴き取りしているだけだと認識させてください。
もしアナタが男性の場合は、女性社員に聞きづらいようでしたら女性社員から聞いてもらい意見を上げてもらうようにしましょう。
⑤社長・上司へ報告
①から④を全てした上で、最終的に社長や上司へ報告します。
これは被害者の意見だけ、加害者の意見だけでは信ぴょう性に欠けるからです。
被害状況、被害者の気持ちや望む事・加害者側の意見、今後の対応・現在行っているセクハラ防止の対応・同じ様に被害がないかどうかなどを、総合的にまとめた上で社長や上司へ報告し、指示を仰ぎます。
特に被害者が会社を辞めたいと思っており、会社側が「じゃあ辞めれば」と言えばそれは会社にとって何も解決した事にはなりません。
会社としてその問題を慎重に捉え、処分や対応を決める事を促してください。
⑥処分の決定
会社としての処分がくだされた場合、その処分を受け入れる事も大切ですが、その処分が被害者の理に叶わない場合も有ります。
・加害者への減給・左遷・解雇通知
これは仕方の無い事だと思い、アナタや被害者が罪悪感を持つ必要は有りません。
悪いのはセクハラをした本人なのですから。
例えばすごく仕事が出来る上司で解雇処分になったとしても、被害者を守ってくれた会社に誇りを持ちましょう。
・被害者への減給・左遷・解雇通知
セクハラを受けた事を告発し、その為被害者側に処分が下された場合は各都道府県にある「労働局」の「雇用均等室」へ相談しましょう。
または、直接弁護士へ相談してもいいでしょう。
会社側は処分の際には「セクハラを告発したから」とは言わず「業績が悪い」「素行態度が悪い」など、他の理由で処分を言い渡しますが、明らかにセクハラを告発してから処分された場合は「不当解雇」にあたる可能性が高いです。
・何も対応しない
会社として何も対応してくれない場合も有ります。
この場合は被害者の気持ちにもよりますが、セクハラがなくなったから大丈夫と思う人もいればやはり納得いかない人もいるでしょう。
もし納得がいかない場合は、再度会社へその旨を伝えるか、もしくは「雇用均等室」か弁護士に相談してください。
セクハラ被害を受けた女性の本音!
セクハラの相談を受けた場合について解説してきましたが、一番大切なのは被害者の気持ちです。
そこで、セクハラに対して女性達がどう思っているのか、それぞれのシーンについて本音を公表します。
・飲み会などでのおさわり
いくら酒の席・酔っぱらっているとしても、体に触れるのはNGです。
女性の本音:「酔っているから」は言い訳にならない、気持ち悪い
・頭を触られる
多くの男性が「頑張ってね」と頭をポンポンされれば女性は喜ぶと思っているが、これは大きな勘違いです。
女性の本音:単純に気持ち悪いし、触らないでほしい。頭ポンポンは好きな人にされるから嬉しいのであって、他の男性にされても嫌悪感しかない。
・食事に誘う
何気なく食事に誘う行為は、女性にとって恐怖しか有りません。
特に上司に誘われた場合、断る事も出来ない女性もいますので、セクハラ+パワハラ(パワーハラスメント)にもあたり、2重でハラスメントをしている事になりかねます。
女性の本音:断った時点で嫌がっている事を悟って欲しい。何度も誘われると断る理由がなくなってしまうので面倒くさい。メールやLINEを無視した翌日に会社で会い辛くなる。仕方なく1度食事に行くとその後調子に乗って何度も誘ってくるから迷惑。
・彼氏・結婚・出産・年齢等に関しての発言
これは普段の会話で何気に言ってしまう事がある為、本当に要注意です。
女性の本音:彼氏がいるかどうかは仕事に関係ない。結婚は自分の意志なので聞かないで欲しい。子供が出来ない場合もあるので触れないで欲しい。誰でも1年に1回は年を取るので、年齢の事でいろいろ言われたくない。若ければいいって訳ではない。
・下ネタ発言
普段から下ネタをよく言う男性もいますが、女性の前では控えましょう。
女性の本音:自分が女性扱いされていない様でイヤ。返答に困るから聞かないで欲しい。笑っていいのか反応に困る。
など、女性のほとんどがセクハラの言動を「気持ち悪い」と捉えており、好きな人や気を許している人にされれば嬉しい事も、なんとも思っていない男性にされれば嫌悪感しか抱かない女性の方が圧倒的に多いんです。
その事実を男性陣は受け止めるべきです!
セクハラ相談されたらどうする?気持ち悪いと思う女性の本音!
セクハラの相談を受けた時にどうするかをみてきましたが、今、アナタがセクハラの相談を受けているのであれば、早急に動いてください。
アナタが思っている以上に、その事を相談してきた被害者の方にとっては「深刻な問題」なのです。
確かに日常の会話の中で、「つい言ってしまった」事や悪気があって言った事ではない言葉が、誰かの心を傷つけている事も有ります。
俺だって実際有りますし、その時は本当に反省しました。
特に女性に対する言動は慎重にした方がいいと肝に銘じた程です。
話を戻しますが、セクハラの相談を受けたアナタはきっと悩んでいるでしょう。
1人で抱えきれずにこのブログに辿り着いたのだと思います。
もし「被害者の方から相談したかっただけなので」と言われた場合、胸にしまって置くだけではなく、その後の状況も随時確認してあげましょう。
「ただ相談したかっただけ」が本当にそうなのか、何か対策が必要なのかをとことん突き止め、必要であれば社長や上司に相談する事も視野に入れ、まずはその被害者を守ってあげる事が必要です。
最後に俺から相談を受けたアナタへ一言。
アナタに相談してくれたのですから、アナタが動かないと何も始まりませんよ。
コメント